7人のトッププロが語ってくれた!
「この“振り遅れ”が大きな飛距離を生むんですね」石川 遼
腕力に頼らずに飛ばすには振り遅れが必要
竹田麗央が飛ぶ理由に関心があったという石川遼は、連続写真を見てすぐに秘密を見抜いたようだ。「なんで飛ぶんだろうってテレビで何回か見てたんですけど、このコマ(写真下)を見てわかりました。ここまで腰が回っていてヘッドはこんなに遅れている。これっていわゆる “振り遅れ” で、普通は悪い動きとされがちですけど、この振り遅れこそ飛ばせる最大の要因ですね」
振り遅れると球がつかまらないイメージがあるが……。「振り遅れてフェースが開いていたら右に飛びますけど、竹田さんは少しストロンググリップで全体的にシャットフェースだし、シャフトプレーンに沿って下りてきてるから球がつかまるんです」
ここまで腰を開きながら打つのは怖い気もする。
「なかなか真似できないですよね。でも、力のないジュニアゴルファーが飛ばそうとするとこうなります。腕の力に頼らずに飛ばす代表的な例なんです。ただ、子供の頃はこう振っていた男子プロとかが、安定性を求めて直そうとする。それで腕は肩と肩の間にキープとか右ひじは体の前にあるのが正しいとかなっちゃうんです。でもそれだとよほど腕を鍛えて腕力を使うようにしないと飛びません。腕力に頼らず飛ばすなら、本来はこの形を真似するべきです」
「振り遅れても球がつかまるのはグリップのおかげです」
振り遅れても球がつかまるのはストロンググリップのシャットフェースで振れていることが要因。「振り遅れて右に飛ぶ人はグリップを直すだけで解決することもあります」
構成/重富由美子
写真/姉崎正、岡沢裕行、有原裕晶
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飛ぶ要素が満載の竹田のスウィングを見て男子プロたちは「こう振りたい」「うらやましい」と口を揃える。続きは2024年8月号の「月刊ゴルフダイジェスト」かMyゴルフダイジェストでチェックをお願いします!
※2024年8月号 月刊ゴルフダイジェスト「竹田麗央を男子プロが完全解説!」より一部抜粋