マックス・マクグリービー/コースレコードの22アンダーで優勝

2日間、松山英樹と一緒に回ったマックス・マクグリービー。実力の高さをみせた(撮影/有原裕晶)
日本で優勝できて嬉しいです。今日は松山英樹選手など、追ってくる選手が近づいてこられないようなプレーを心がけていましたが、それが結果的にコースレコードにつながりました。
松山選手はPGAツアー屈指のプレーヤーで、集中力やゴルフへの取り組みが秀でている選手。2日間同じ組でプレーできるなんて思わなかったので、嬉しかったですね。松山選手への声援はちょっとプレッシャーにはなりましたが、日本での試合なのでそれは当然です。
日本では2012年のトヨタジュニアのアメリカ代表としてプレーして以来2回目のプレーでした。今回は練習ラウンドで林を避ければグリーンオンのチャンスがあると感じたので、とにかく林に入れないことを心がけ、それが奏功しました。
来季はPGAツアーでの戦いになりますが、(その前に)松山選手と直接対決できたのがすごく良かった。ダンロップフェニックスは、過去の優勝者だけでなく出場者もチェックしましたが、ものすごい面々。名を刻めてうれしいです。
「ありがとう!」
海渡MEMO

優勝したM・マクグリービーにインタビューする海渡未来MBSアナ(撮影/有原裕晶)
第51回のダンロップフェニックストーナメントが幕を下ろしました。火曜日に会場入りし、練習日から取材を進めましたが、印象に残ったシーンがいくつもありました。
たとえば、16歳のアマチュア、松山茉生選手。
プロ顔負けのプレーの一方、松山英樹選手、石川遼選手と回った初日のプレーについて「緊張し過ぎて記憶がない」と話していて、そうだ、まだ16歳なんだと思ったり。そして、そんな茉生選手のことを、松山英樹選手と石川遼選手が気にかけているのも伝わってきました。
松山選手が茉生選手のドライバーをチェックして「へえ」というような表情を見せていましたが、それも茉生選手をリラックスさせるためなのかもしれません。練習日からじっくり取材したことで、プレーはもちろん選手の人となりにも触れられ、それが視聴者の皆さんに情報を伝える際や次の取材で役に立ちます。
私自身も前回のダンロップフェニックスでは緊張が先に立っていましたが、今回のマクグリービー選手への勝利者インタビューでは、質問はあらかじめある程度決まっているのに、お話を聞くうちに聞きたいことが次から次に頭に浮かんでくるほどでした。
マクグリービー選手が今後PGAツアーで活躍したり、そしてまたダンロップフェニックストーナメントの戻って来てくれる、なんてこともあるかもしれません。私のほうも、これからもたくさんの経験を重ね、来年またフェニックスカントリークラブに戻って来たいです。