ジョン・デーリーが1995年に全英オープンを制覇したとき獲得したクラレットジャグ(トロフィ)のレプリカがオークションに出品され、最高値で落札された。

2024年プレミアムオークション最高値、約6042万円で落札!

タイガー・ウッズが2000年から2001年にかけ“タイガースラム”を達成したときのアイアンや、2002年のマスターズ優勝で使用したスコッティキャメロンのパターなど、ゴルフマニア垂涎の逸品を以前から数多く世に送り出してきた「ゴールデンエイジオークション」で、11月17日締め切りのプレミアムオークションにデーリーのチャンピオンレプリカクラレットジャグが出品され注目を集めた。

1991年の全米プロ開幕直前、ニック・プライスが妻の出産に立ち会うため欠場。これを受け、ウェイティング1番から繰り上げ出場し優勝を飾って“時の人”となったデーリー。しかしその後アルコール依存症や暴力沙汰を起こし、人生は暗転。再逆転のチャンスをつかんだのが1995年の全米オープンだった。

イタリアのコスタンティノ・ロッカとのプレーオフを制したとき手にしたクラレットジャグは、彼にとって特別な物だと思われたが、本人としては特にこだわりはなかったようだ。ちなみに優勝者は最大3個まで同レプリカを制作することが可能とされており、今回出展されたのはその1つ。

画像: ジョン・デーリー(2017年JAL選手権最終日、撮影/姉崎正)

ジョン・デーリー(2017年JAL選手権最終日、撮影/姉崎正)

11月7日に500ドル(約7万7000円)でスタートしたが、翌日には早くも3万ドル超えを達成。14日時点で15万2000ドル(約2300万円)にも達している。ちなみにグレッグ・ノーマンが1986年の全英オープンを制したときのレプリカトロフィが8万8809ドルなので、終了を待たずして余裕のノーマン超え。ゲーリー・プレーヤーの1974年のクラレットジャグ(レプリカ)は48万1058ドルだったが、さすがにここへは達せず、最終的には73の入札があり、39万2181ドル(約6042万円)で落札された。

また今回のオークションには、ほかにもマスターズ関連グッズが多々。ジャック・ニクラスが1972年に優勝した際に使用したボールとグローブ、タイガーが1997年に初優勝を飾ったときのサインバッジなど。興味のある方はサイトをのぞいてみては?

※週刊ゴルフダイジェスト2024年12月3日号「バックナイン ジョン・デーリーのクラレットジャグがオークションに」より一部加筆して掲載

関連記事はこちらから

This article is a sponsored article by
''.