DPワールドツアーの2年シードを保持している桂川有人。2シーズン目を迎えた彼はいま南アフリカにいる。

こんにちは。桂川有人です。今、南アフリカにいます。約1カ月ぶりにDPワールドツアー、「ネッドバンクゴルフチャレンジ」(ゲーリープレーヤーCC)に参戦するため先週末に来ました。日本の男子ツアーは最終戦が終わったばかりですが、欧州ツアーはすでに2025シーズンが開幕、この大会は3戦目になるんですよ。今年春の試合に優勝したカテゴリーで出場できることになりました。66人だけが出場できる予選落ちがない大会です。

画像: 日本の最終戦、日本シリーズJTカップでは南アフリカ出身のショーン・ノリスプロが優勝。僕は彼の故郷にいるわけです

日本の最終戦、日本シリーズJTカップでは南アフリカ出身のショーン・ノリスプロが優勝。僕は彼の故郷にいるわけです

最近、僕も含めて海外に挑戦する日本選手がグッと増えていますけど、これって実は僕の大好きなプロレスも同じ。僕が常に動画などでチェックする新日本プロレスの若手選手は、海外修行に行くんです。僕と同じ年か、ちょっと年上の選手たちです。デビューし何年か日本のリングで戦い、ある程度の実力が付いてきたら1度海外に武者修行に出て、2~3年行く選手がほとんど。アメリカが多いですけど、メキシコやオーストラリアの団体に行く選手もいます。経験を積み、自分のキャラクターをつくって帰ってくるんです。新人の頃はキャラクターなんかもナシでやっているので、帰ってきてサプライズで、キャラクターを発表する感じ。僕もキャラづくりも考えないといけませんかね。ふふふ。

僕の“推し”は変わらずベテランの人気選手、内藤哲也さんなんですけど、今の若手はベテランの壁を超えようとする段階だと思います。トップ選手たちをいかに倒していくか、そこから自分こそトップになるぞ! という感じで入れ替わりの時期という感じ。でもそれでプロレス界は“新時代”と言われてもいるんです。ゴルフ界もそうありたい、そうでなければならないと思ってもいます。

団体の興行としてはアメリカのほうが上なのかな。WWEと最近できたAEWなどがありますけど、AEWはスタジアムで花火が上がるようなすごい会場でやっていたりします。オーナーさんのお金のかけかたが尋常じゃなくて今、盛り上がっているんです。そこに僕の好きなオカダカズチカ選手も行かれました。かなり年棒もよかったんじゃないでしょうか。ただ、選手の実力レベルで考えたら実際はどうでしょうか。新日本プロレスの方々はもちろん、プロレスラーは皆、自分の団体が世界一だと自信を持っているでしょうし、そのなかの自分が世界一だと言っていると思います。

あ、新日本プロレスも最近またすごく人気なんですよ。女性ファンのことを「プ女子」と言ったりするくらい。ちなみに女子プロレスもすごい人気です。女子のほうもたくさん団体があり、新日の女子版の「スターダム」という団体もあります。僕は見たことはないんですけど、Netflixの『極悪女王』は見ましたよ。いやー感動しました、ダンプ松本役のゆりやんレトりィバァさんは特にすごかった。

画像: 以前、撮影してもらった写真です。このポーズ何かわかりますか?僕のプロレス愛は尋常じゃないでしょう(笑)

以前、撮影してもらった写真です。このポーズ何かわかりますか?僕のプロレス愛は尋常じゃないでしょう(笑)

プロレス、本当に好きなんです。自分でもなんでこんなに魅力に感じているかわからないんですけど(笑)、すべてが強いしカッコいいし。やはり“耐える力”というんでしょうか、これが半端ない。くらってもくらっても、また立ち上がって相手を倒し返すという。途中意識がないくらいだとも言われていますけど、どういう感覚なんだろうと。すごいことですよ。普通の人なら気絶するところを普通に立って戦っている。意味わからないです。ふふふ。

人間離れしていて超人と言われていますけど、相当な努力はされているんですよ。そういうドキュメンタリーを見ました。プロレスラーになると決めてスクワットを1000回やるというようなことから始まって、すごく体を追い込んでいく。僕とは比べようもないですけど、少しでも近づけるように心身を鍛えたい。今回のトレーニング合宿で、まあ少しは体も変わりましたけど、まだまだ。ぜひ道場みたいなところで一緒に鍛錬してみたいと思います。新日の方や格闘家、力士の方など……いろいろと体験してみたいです。企画、ぜひお願いします。

画像: 南アは初めて。治安は悪いみたいですから気を付けながら楽しみながら頑張ります!(写真は24年全英オープン)

南アは初めて。治安は悪いみたいですから気を付けながら楽しみながら頑張ります!(写真は24年全英オープン)

すみません、今回はプロレス愛を語りすぎました。でもゴルフに通じる部分もあって、いろいろと刺激を受けます。とにかく、今週は僕の今年の最終戦ですから、自分の成長を少しでも出せるように頑張りたいと思います!

PHOTO/HiroakiArihara、Tadashi Anezaki

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