フェデックスカップ最終戦RSMクラシックを終えPGAツアーは24年シーズの全日程を終了。トップ125に与えられる来季のシード権を巡り各選手が死闘を繰り広げた。
画像: 29歳のマクニーリーは17年にプロ転向。ポイントランクは51位

29歳のマクニーリーは17年にプロ転向。ポイントランクは51位

最終日、最終ホールで6番アイアンのスーパーショットを1.2メートルに寄せバーディを奪い、念願のツアー初優勝を挙げたのがマーベリック・マクニーリー。「日本大好き」という彼はZOZOチャンピオンシップに「1年前に駆け落ち(!)した」マヤさんと来日。「5万ドル(約770万円)を稼いだら花束を贈る約束」だと語ったが、5万ドルの30倍近い2億円超えの賞金を稼いでも「花を贈ればご満悦」という素晴らしい彼女に恵まれている。

マクニーリーはスタンフォード大で経営学と工学の学位を取得した"インテリ"としても人気が高いプロだ。これを機に来季も期待大といえる。

注目はダニエル・バーガー。最終戦前まで127位の圏外ながら、RSMクラシックで「昔の自分に戻ったような気がする」と快走し、惜しくもツアー5勝目は逃したが2位タイに入りポイントランク100位に浮上。背中のケガでここ2シーズン棒に振ったが今週は15メートル超のパットを沈めるなど復活に手応えを感じさせた。

欧州から米ツアーに昇格した93位の久常涼は「飛距離の違い」に戸惑った。日本でも欧州でも飛ばないと思ったことはないが、米ツアーでは平均飛距離295.4ヤードで140位。正確性とショートゲームでカバーしたもののトップ10は1回だけで初優勝には手が届かなかった。

来季は下部ツアーから大西魁斗、欧州ツアーから星野陸也がPGAツアーに参戦する。2年目の壁は自分で打ち破るしかない。

その他特筆すべきは大学3年のルーク・クラントンが2位タイに入ったこと。今年2度目の2位で、3度目のトップ5入り。アマチュア世界ランク1位&大学ランキング1位の逸材は近い将来必ずプロの世界で活躍するに違いない。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年12月17日号「バック9」より

PGAツアーの2024年まとめ

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