「パットのエラーを減らすには自分に合った長さのパターを使うことが大切」と語るのは、QTランク20位で25年前半戦の出場権を獲得した菅楓華らを指導する平田智コーチ。自分に合った長さのパターを知る方法を教えてもらおう。

教えてくれた人/パッティング専門の平田智コーチ

画像: 平田智パッティング専門コーチ(左)右は菅楓華

平田智パッティング専門コーチ(左)右は菅楓華

エンジョイゴルフ ゴルフスタジオ&パッティングラボラトリー福岡でツアープロからアマチュアまで教える。女子プロの菅楓華や今年、アマチュアでステップ・アップ・ツアーを制し、プロテストに合格した都玲華を教える。

自分に合ったパターを使いましょう!

私がレッスンをする際には、必ずお客様のパターの数値を測定させていただくのですが、皆様はご自身が普段から使用されてるパターのスペックはご存知ですか?

例えばドライバーならロフト角や長さなどすぐ答えられる方がほとんどですが、パターのスペックは意外と知らないという方が多い印象です。

これはすべてのクラブに共通しますが、自分に合ってない道具を使用してしまうと様々なエラーが起きる原因になるため道具選びはとても重要です。特にパターはカップインさせるために最も精度が求められる道具なので、是非パターのスペックは知っておいて欲しいものです。

そこで今回はパターの道具選びをする際に知っておきたいポイントをお話しします。まず一番大事なことはパターのレングス(長さ)です。ジュニアゴルファーや女性ゴルファーなどに特に多いのですが長すぎるパターを使用してる方がとても多くいます。

長すぎるパターを使用してしまうとボールから離れて立ってしまうため、ターゲットが右にあると感じやすくセットアップの向きもズレてしまいます。更に離れた状態のセットアップだと、スウィングプレーンの傾きも増えフラットになり、フェースの開閉量も増えてしまうので安定性にも欠けてしまいます。

ジュニアの場合、身長がこれから伸びるので少し長めのパターを使っているという話もよく聞くのですが、できればストロークに悪い癖が付かないように適正な長さのクラブを使用することをオススメします。

パターが短すぎる場合も同じく見え方のエラーは起きやすく、極端にボールと近づくことでターゲットが左に感じやすくなります。さらに前傾が深くなりすぎて腰を痛めやすくなる場合もあるので要注意です。

ご自身にあったレングスの探し方は簡単です。真っ直ぐ立ちその状態で地面から手首までの長さを測ります。その長さがその人に合ったパターの長さになります(写真A参照)。

画像: 地面から手首までの長さを測ると自分にマッチしたパターの長さが確認できる

地面から手首までの長さを測ると自分にマッチしたパターの長さが確認できる

身長でパターのレングス決めるという人もいますが、同じ身長でも腕の長さは人それぞれ違うため腕の長さも考慮した上でパターの長さを決める上記のやり方をおすすめします。

パターの道具選びにおいては他にも重要な要素はありますので、次週の記事で紹介します。

文/平田智(パッティング専門コーチ) 
取材協力/エンジョイゴルフ福岡

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