
インターナショナルシリーズで優勝したルーカス・ハーバート(撮影/岡沢裕行)
米ツアー1勝、DPワールドツアー3勝の実績を持ち、現在LIVゴルフで戦うハーバートと並んで首位タイで最終日最終組を回った杉浦悠太が日本勢最高の2位タイ。しかし1イーグル、7バーディ(2ボギー)の猛攻でパットを入れまくったチャンピオンに対し2バーディしか奪えなかった杉浦は優勝を逃し悔しがった。
本大会は開催の発表が3月に行われ準備期間はわずか2カ月。カレドニアンGCの渋谷康治支配人に話を聞くと「今回はU- NEXTのみの放送だったので一般の方に盛り上がりが伝わりにくかったのが残念ですが、私の印象としては大成功でした。『国際的なトーナメントの雰囲気があって気持ちのいい大会』とコースのメンバー様からのポジティブな意見が多く、お声がかかれば来年もぜひ開催したい」と前向きだ。
インターナショナルシリーズはLIVの下部ツアー的意味合いを持つためLIVと同じく練習場やティーイングエリアで音楽が流され「ノリの良さはLIVならでは。インターナショナルシリーズでしか味わえない楽しさでした」(渋谷氏)。
アジアンツアーの日本開催は22年のアジアパシフィックダイヤモンドカップ以来。そのときは日本ツアーとの共催だった。しかし今回は国内ツアーのスケジュールには組み込まれなかったためアジアンツアー単独での開催となった。アジアンツアーの関係者は「日本は世界のゴルフ界で重要な役割を果たす魅力的な市場」と熱視線を向ける。
今回は、前もっての告知などに遅れがあったが来年開催するならば、さらに盛り上がるだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年6月3日号「バック9」より