
日本オープン時のガレス・ジョーンズ氏と金谷拓実
JGAはトップアマチュアゴルファーで構成したナショナルチームを組織化し、海外での活躍を見据えた英語学習プログラムを展開。提携によりネイティブキャンプのオンライン英会話が新たな学習ツールとして導入されるという。
ネイティブキャンプは、レッスン回数無制限・予約不要という特徴を生かし、選手個々のスケジュールや成長段階に応じた柔軟な学習支援が可能になる。
「JGAナショナルチームの外国人コーチングスタッフとメンバーたちは現在、英語を使ってコミュニケーションを取っています。また、国際競技では選手間はもちろんのこと、その大会のオフィシャルとも英語で意思疎通を図る必要があります。日本選手の多くは母国語以外の言語を使うことに難しさを感じていますが、世界を目標として成長を続けていくためには、英語によるコミュニケーション能力の向上は不可欠です。このプログラムを通じて、選手たちが自信を持ち、国際競技で持てる能力を遺憾なく発揮できることに繋がることを期待するとともに、様々なプレーヤーと英語による会話を通して親交を深め、自分の人生をより豊かにしてくれることを期待しています」(JGAナショナルチーム強化委員長のガレス・ジョーンズ氏)
現在LPGAツアーが主戦場となっている笹生優花はジュニア時代に言葉の壁にぶつかった。世界各国から集まった選手は英語が話せるのに、自分だけが正確に考えを伝えられない。
「いつか米国でゴルフがしたい。それなら英語は絶対に必要」と、ゴルフの練習が終わった後の夕方3時間、週5日間の英語レッスンを3年間続けたという。今後、日本の若きゴルファーが世界で飛躍する起爆剤になるかもしれない。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月8日号「バック9」より