▶「ステルス」より高値!? 中古市場で“逆転現象”が起きている理由とは【2025年版お買い得なドライバー】
3つのショップに聞いてみた

ゴルフパートナー新橋日比谷口店
総合ゴルフクラブショップで中古クラブを多数揃える。新橋駅からのアクセスも良く、徒歩2分

ゴルフガレージ新橋銀座口店
新橋駅から徒歩2分で会社帰りにも立ち寄りやすい。中古クラブを多数揃え、工房も併設されている。

ゴルフドゥ!環七練馬店
都内有数の在庫量。人気ブランドの中古クラブを豊富に揃えている。駐車場は40台完備。
【FW・UT編編】プロも手放さない「M2」が安く入手できる。23年モデルの「エアロジェット」もお買い得
ゴルフガレージ新橋銀座口店の塙裕之店長兼クラフトマンがおすすめするお買い得なフェアウェイウッドはヤマハの「RMX」。
「飛ばし性能に特化して強いボールが打てますし、球も上がりやすいです」
ゴルフパートナーが「安いと思います」と言い切るのはコブラの「エアロジェット」だ。「コブラのFWは松山英樹選手が使っているラッドスピードあたりから人気がどんどん上がっています。やさしさを求めていくと、ドロー系のエアロジェットなどになってきますね」(津谷氏)
ゴルフドゥ!では2017年モデルながら、いまだにプロも使用する“名器”を挙げた。「月日が経った今でも『M2』は人気です」(安島氏)
【ゴルフパートナー】

飛距離性能に優れたFW(2023年)
[コブラ]エアロジェット MAX FW(平均販売価格 1万2200円)
コブラらしい飛距離性能を備えながら、前作のインパクトが強くリーズナブルな価格に。ヘッド後方には重めの、ヒール側には軽めのウェイトが搭載され、ドローバイアス設計のFWだ。

打ち出しが高いやさしいFW(2023年)
[本間ゴルフ]TW757 FW(平均販売価格 1万1100円)
反発性能が高く、低重心化することにより、球が上がりやすい設計のモデル。同年発売の他メーカーのモデルの話題性が強かったが、性能に疑いの余地はなくお買い得な一本だ。

高弾道でピンを狙えるUT(2022年)
[スリクソン]ZX MkⅡUT(平均販売価格 1万6000円)
ボールが上がりやすく、飛距離性能もあり、つかまりも良い。評価が高いZXiシリーズの発売に伴い、中古市場では価格が安くなっている傾向が顕著なお買い得クラブ。
【ゴルフガレージ】

男子プロにも人気のUT(2020年)
[テーラーメイド]SIM MAX レスキュー(相場目安 1万1980円~)
ダスティン・ジョンソンがかつて使用して注目を集めたクラブで、高い性能を持つがステルス以降のUTの評価がすこぶる高く、価格が下がってお買い得な一本になっている。

藤田寛之も使い続けるモデル(2019年)
[ヤマハ]RMX FW(相場目安 8980円~)
ヤマハ契約の藤田寛之が、近年新しいモデルが出ていながら、この3Wを現在も使用し続けている。その後に発売されたRMXも評価が高く、発売以降年月経過とともに現在はお手頃価格で購入可能。

松山英樹も使っていたUT(2015年)
[本間ゴルフ]TW727 UT(相場目安 1万7980円~)
かつてクラブ選びにシビアな松山英樹も愛用していたUT。食い付くような打感で構えた形状も美しい。高性能なUTだが、発売から10年が経ちお手頃価格で入手可能。
【ゴルフドゥ】

プロも使い続ける名器(2017年)
[テーラーメイド]M2 FW(相場目安 1万7880円~)
多くのプロが長きにわたり愛用し続ける名器。飛距離性能に優れながら、高い打ち出しを可能に。性能は間違いないが、発売から年月が経過しているため、価格は割安感が大きい。

ツイストフェース搭載モデル(2019年)
[テーラーメイド]M5 FW(相場目安 7200円~)
今年からPGAツアーで戦う星野陸也が3Wを長く愛用中。飛距離性能の評価は高いが、アスリート寄りなイメージが強く、他のMシリーズの寛容性の陰に隠れ、割安で購入可能。

飛距離性能に特化した名器(2013年)
[テーラーメイド]RBZステージ2 FW(相場目安 3900円~)
高い飛距離性能が話題で幅広いゴルファーに支持されたモデル。現代のクラブと性能は大きな引けを取らないが発売から10年以上の年月が経過しているので、低コストで購入可能。
【アイアン編】お買い得感が強いのは、国内ブランド。スリクソンの「Zシリーズ」が狙い目
アイアンではゴルフガレージが「所有満足感がありつつ価格を抑えたいのであればスリクソンやミズノのアイアンがおすすめです。5年以上前のモデルがお手頃な価格になっています」(塙氏)
松山英樹が使用していることで人気のスリクソンはゴルフドゥ!も推奨する。「ZXシリーズ以前のZシリーズは軒並み名器でありながら、お買い得なモデルが揃っています」(安島氏)
ゴルフパートナーはタイトリストに注目する。
「新しいTシリーズの人気が高く、価格も高いですが、AP2シリーズがお手頃な価格でお買い得です」(津谷氏)
アイアンは他のクラブほど大きな進化がないので、往年の名器を安く入手するのも1つの考えだ。
ゴルフパートナー

スイートエリアが広いキャビティ(2015年)
[タイトリスト]AP2(平均販売価格 2万9800円)
スイートエリアが広く、タングステンがトウとヒールに搭載されたキャビティモデルでオフセンターヒットにも強い。後継のTシリーズの評価が高く、お手頃な価格で入手可能。

松山も使用したハーフキャビティ(2014年)
[スリクソン]Z745(平均販売価格 2万8300円)
顔や打感などバランスに優れたモデル。一時期松山英樹も使用していた人気のモデルもZXシリーズ以降は年数経過とともに価格が低下し、お手頃な価格で購入可能。

やさしく球が上がりやすいモデル(2022年)
[テーラーメイド]ステルス アイアン(平均販売価格 5万1600円)
ウッドのイメージが強いステルスだが、アイアンも人気。飛距離性能と寛容性を備え、やさしさを求めるアベレージゴルファーから支持を得ているが、今年に入って価格が下がった。
ゴルフガレージ

精かんな顔つきのマッスルバック(2019年)
[スリクソン]Zフォージド(相場価格 3万9980円~)
ソールの形状がよく、どのようなライでも抜けのよいソールで評価の高いマッスルバック。2021年のマスターズで松山英樹が優勝した際に使っていたモデルがお買い得な値段に。

穴井詩が今でも使うアイアン(2020年)
[ミズノ]JPX921ツアー(相場価格 4万8980円~)
高度な鍛造技術で製造され、ツアープロの評価も高い。穴井詩が今でも手放せないクラブとして重宝。後継モデルの発売やミズノプロの更新が進み、5万円以下でセット購入も可能。

ミズノプロのポケキャビモデル(2018年)
[ミズノ]ミズノプロ719(相場価格 3万9980円~)
打感の良さと反発性を両立し、オフセンターヒットにも強い。直近2モデルの“やさしいミズノプロ”のモデルがすこぶる評価が高く、このモデルの価格が下がっている。
【ゴルフドゥ!】

飛距離と寛容性を備えたアイアン(2016年)
[ピン]Gアイアン(相場価格 1万9880円~)
深くて低い重心設計で慣性モーメントが大きく、寛容性に優れ、飛距離性能の評価も高い。ピンは発売されるアイアンの評価が軒並み高く、年月経過でお手頃な価格で入手可能。

構えやすくて打感も◎(2016年)
[スリクソン]Z765(相場価格 2万5880円~)
小ぶりなヘッドで顔が良く、やや厚めのトップブレードが安心感を与える。高性能なモデルながら、ZXシリーズの発売の影響もあり、割安に購入可能なモデルに。

マイルドな打感が評判のアイアン(2018年)
[スリクソン]Z785(相場価格 3万880円~)
Zシリーズ最後のキャビティアイアンで7年前のモデル。ZXシリーズの陰でお買い得なモデルに。とりわけ、マイルドな打感は幅広いゴルファーから高い評価を得ている。
▶中古ウェッジ&パターの掘り出し名品。ボーケイSM8、スネークバイト、ストロークラボが驚き価格に
※ゴルフパートナーの掲載価格は5月の平均販売価格です。実際は傷のスペックやシャフトにより金額が異なります
※ゴルフガレージとゴルフドゥ!の相場目安は取材時のもので変動します
PHOTO/Norio Tsuburaoka
TEXT/Toshiaki Muraki
※週刊ゴルフダイジェスト7月8日号より一部抜粋