日本人唯一のLIVゴルファー、香妻陣一朗が同リーグのダラス大会でプレーオフに進出。マスターズ覇者のパトリック・リードに敗れたものの自己最高の2位タイに入った。
画像: 国内ツアー3勝の30歳、香妻陣一朗。23年にLIV予選会を通過して24年から本格参戦

国内ツアー3勝の30歳、香妻陣一朗。23年にLIV予選会を通過して24年から本格参戦

54ホールを通算6アンダーで終えた香妻は、リード、ポール・ケーシー、ルイ・ウエストハイゼンとのプレーオフにコマを進め1ホール目でバーディを奪ったリードがLIV初優勝。香妻は2位タイに終わったものの賞金158.3万ドル(現在のレートで約2億2280万円)という高額な収入を得た。

大会初日にはミスショットに腹を立てたメジャー5勝のブルックス・ケプカがティーマークを叩き壊しあわやギャラリーがケガをするアクシデントも。ケプカはその後体調不良で棄権。またブライソン・デシャンボーが9位、ジョン・ラームが11位に終わった試合でのプレーオフ進出には大きな意味がある。

香妻陣一朗がPLで惜しくも2位!
LIVダラスの最終日を公式YouTubeでチェック。プレーオフの模様は30:41~

画像1: LIV Golf Dallas Final Rounds | Full Highlights www.youtube.com

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今季はメキシコ大会から出場し2戦目の韓国大会では7位タイの好成績を収めた。そして今回2位タイに躍進。出場3試合すべて23位以内で獲得賞金は247万ドル超(約3億5600万円)、32位につけている。

昨年香妻は国内ツアーのKBCオーガスタに勝って2000万円を獲得しているが、LIVダラスでは約11倍を稼いだことになる。KBCオーガスタでは「家族の前で勝つのが以前からの目標だったのでそれを達成できてうれしい」と賞金には代えがたい喜びを味わったが、それにしてもわずか4試合で4億円近い額を稼ぎ出すのだから羨ましい限り。

しかし50人前後しか出場できないLIVでプレーを続けるのは至難の業。ケビン・ナ率いるアイアンヘッズGCの一員の香妻が来年もチームに残れるかは結果次第。その座を死守するためのサバイバルレースが毎年リーグ内で繰り広げられている。成績が悪ければ放出されLIVの育成ツアー=アジアンツアーに降格。不必要な人材と判断されたらたとえランク30位台でも有望な若手と入れ替わることも。荒波にもまれてこそ強くなる。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年7月22日号「バック9」より

300Yを超える香妻陣一朗のドライバーショット連続写真

LIVゴルファーの香妻陣一朗

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