
日大時代同部屋だった桂川有人(左)と清水大成(右)
――現在世界ナンバー1。“同年代”のシェフラーについてどう思いますか。
清水: 確か、1つ上だよね。
桂川: メンタルが強い。(今年の全英OPで)あんなアウェイの環境でも自分を持ってプレーしていた。でも、ゴルフは3番目らしい。家族と信仰が上にくるみたい。
清水: そうなんだ。でも、普通のメンタルだったら、あのショット、直しますよね(笑)。あとはパターが一番ウィークポイントと言われていたけど、普通にレベル高いです。
桂川: 僕はマキロイタイプで、自分が上手くできればいい、と思うんですけど、シェフラーは神頼み、すべて運命だと信じているみたいです。
清水: でも、“自分”を考えすぎると、ミスしたときでも自分を追い込むことにもなるから。僕たちも“芝”のせいにしたりしてもいいのかもね。
――海外のギャラリーはどんな雰囲気?
清水: (昨年出場した)全米オープンで、ギャラリーの多さとアツさに驚きました。有名選手が練習場に向かって歩くだけでも歓声が上がる。日本で優勝したとき以上の歓声でした。
桂川: 皆さんゴルフを知っている感じがする。結果的にベタピンではなくても、どういうライからどう狙って打ったかがわかると「ナイスショット」と言ってくれたり。ギャラリー数は、ヨーロッパは国や試合によって違い、アジアはあまりいないイメージ。でも、ロレックスシリーズなどはメジャーと変わらないくらいギャラリーが多いです。でも、ギャラリー数のわりには賞金が高いと思います。そして、大会の運営も含めて、すごく選手をリスペクトしてくれているのがわかります。
――海外ツアーで一番必要なことは?
清水: 有人、教えてください(笑)。
桂川: やっぱり、英語が話せるとプレーもしやすいですね。インタビューが苦痛でいいスコアを出したくないなんて思うことがあるんです(笑)。(大西)魁斗は、「言うことは決まっているのでそれだけ覚えておけば大丈夫」と言っていました。「ショットがよくて、アプローチがよくて、パットはもう少しだった」というような簡単な表現でいいと言われましたね。
――LIVゴルフをどう思う?
清水: ある程度頑張って40歳くらいになって家庭もあったら魅力的かもしれません。でも今はあまり興味ないですね。
桂川: 気にはなりますね。QTなんて受けてみたいですけど、でも狭き道ですよね。僕も今はまだいいかな。
――憧れていたプロは?
清水: 僕らは(石川)遼さんやタイガー・ウッズを、ゴルフを始めたときから見ていました。ミラクルなプレーができるところがスター。ずっとタイガーのヘッドカバーを使っていたし、遼さんは昨年日本オープンで回ったけど、相変わらずショートゲームの上手さが半端ない。
桂川: そうだね。ずっと使っていたタイガーのヘッドカバー、プロに入ってメーカー契約して使えなくなったんだよね。僕も石川選手がプロになったきかっけです。輝いて見えました。本人には直接言ったことはないですけど、下部ツアーの石川選手の冠大会で優勝したときにそういう話をしたので知っているかな。
――ゴルフや他のスポーツをテレビなどで見る?
桂川: 僕はあまり見ないんです。自分がやるほうが好き。野球やサッカー、バレーボールなど、いろいろなスポーツ、特に球技が好きだし得意で。プロ野球選手になりたかったんですよ。野球ではセカンドやショートを守っていました。スポーツで観戦するのはプロレスくらい。
清水: プロレスはさすがに自分でできない(笑)。僕はサッカーをやっていました。実は野球もやりたかったんですけど、近所にいいチームがなくて。たまたま父に打ちっぱなしに連れて行ってもらってそこでゴルフにハマりました。まあ、何でも割とできるほうです。
――朝ごはんは何を食べる?
清水: 朝は納豆とご飯、プロテイン。たまにバナナも食べます。
桂川: 納豆を食べることが多い。プロテインはトレーニングしたときに摂っています。
――「みんゴル」恒例の質問。スタバに行ったら何を注文する?
桂川: キャラメルマキアートのアイスです。コレしか頼んだことがないくらい。高校時代にフィリピンで初めてスターバックスに行ったとき、一緒にいた人が注文してくれたのがコレで。それがとても美味しかったので、それ以来ずっと同じものを注文しています。普段はブラックコーヒーも飲みますよ。
清水: エスプレッソ アフォガード フラペチーノです。ショットを追加して少し濃いめにします。でもあまりスターバックスには行きません。普通のカフェでは、カフェラテの冷たいものを注文することが多いかな。
――ドリームフォーサムは?
清水: タイガーと、マキロイと、自分を入れるから、あと1人か……有人にしよう(笑)。仲がいい人がいたほうがいいし、日本語がしゃべれる人がいたほうがいい。
桂川: 僕もタイガーとマキロイが入るから、最後の1人は大成で。同じ組ですね(笑)。
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PHOTO/Tadashi Anezaki