今年5月に太平洋クラブ・御殿場コースで開催された日欧共催の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で見事逆転優勝を果たした桂川有人。その資格で今季はDPワールドツアーへの参戦中。連載は約1カ月空いてしまったが、その理由やオランダの「KLMオープン」とイタリアの「イタリアオープン」について語った。
画像: 左:桂川有人/右:川村昌弘

左:桂川有人/右:川村昌弘

こんにちは。桂川有人です。この連載、前回アップしてから1カ月近く経ってしまいました。腰の調子を悪くして一時帰国していたりして、皆さんにDPワールドツアーのことをお話ししづらかったので、少しネタを溜めていました。ゆるーい不定期連載だということで、許していただければと思います……(でもまた頑張ります! )

さて、再度ヨーロッパに渡って、先週末2連戦を終えました。オランダの「KLMオープン」とイタリアの「イタリアオープン」です。

オランダのコースはザ・インターナショナル。空港からすぐの場所にある、街中のコースです。フェアウェイはそこまで広くないんですけど、ラフがない代わりにブッシュみたいな場所がある感じでした。だからフェアウェイを外すとブッシュのなかでボールを探すのがやっと。全然打てずに出すだけになります。フェアウェイは、下は硬いんですが表面がベタベタ湿っていて柔らかい。グリーンは僕の初戦のドイツと同じでポアナ芝っぽくて、速さは普通なんですけど、時間とともに少しボコボコいていくので曲がり方が変化していく感じです。ここでの僕は、ティーショットが曲がるは、アプローチは湿った芝でダフッたり、ダフるのが嫌でトップしたりと、いいところがなく予選落ちしてしまいました。でも、土日もコースで練習できるので、残って練習していました。

画像: オランダの「ザ・インターナショナル」

オランダの「ザ・インターナショナル」

イタリアには月曜日に移動しましたけど、今度は空港からシャトルバスで1時間くらいの、ビーチリゾートにあるアドリアティックGCというコースでした。個人的にはやさしめだったかな。普通に木がコースの左右にあって、池もありますけど、プレーしやすい感じ。おおざっぱに言うとアジアっぽいというか(笑)。フェアウェイはバミューダ芝だと思いますけど、ラフはわちゃわちゃした感じで難しいので、やっぱり入れたくない。グリーンは北海道のコースに近く、「ねちゃっ」としていました。ここでもプレーはあまり上手くいかずに……。だから自分でも期待はしていなかったんですけど、奇跡的に予選は通りました。理由は「気合い」しかない(笑)。僕、気持ちでもっていけるタイプではあるんです。ただ、決勝ラウンドでもドライバーショットなどが修正できず、イマイチの結果で終わりました。

画像: イタリアにある「アドリアティックGC」

イタリアにある「アドリアティックGC」

周りのレベルは、2つの試合のどちらも初戦のドイツのときとさほど変わらず。だけど、かなわないレベルではないと思ってはいます。だから、今の課題はとにかく自分の調子を上げることですね。まだ全然自分のゴルフができていないので。でも、腰の調子は大丈夫。イタリアからトレーナーさんに帯同していただいているので、腰も自分でケアするよりやっぱりいいですし、今週はスコティッシュオープンに向けて、早めにスコットランド入りして練習しています。ここに目澤(秀憲)コーチも合流します。だから、自分のゴルフができるようにまずは修正したいですね。

まだ少ししか経験していませんが、移動は意外とラクかもしれません。僕がDPワールドツアーに参戦したのはヨーロッパ本土の試合からなので、飛行機で1、2時間で次の場所に移動できます。(アメリカ下部の)コーンフェリーツアーのほうが移動にもっと時間がかかるし、時差もあるのできつかった。もちろんヨーロッパツアーも南アフリカなんかに行くときは大変でしょうけど。よいタイミングで参戦できたという感じです。

でも僕、電車なんかも移動に使うんですよ。オランダで日本食レストランに行くのも自分で調べて電車とバスに乗って行ったり、イタリアの空港までは電車で移動しました。タクシーだとけっこう高いですし。食事など、この続きはまたすぐにアップしますね。

今回は、コースの写真をたっぷりと!

「写真を撮るのが苦手」という桂川プロが、頑張ってコースのいろいろな表情を撮影してくれました。ここはオランダ・スキポール空港近くのザ・インターナショナル。「風はそれなりに強かった」とのこと。まるでブッシュのなかを歩いているようなイメージ。ここに入ったら……泣。シロツメ草に隠れるラブリーな小動物を逃さず撮るあたりに、桂川プロのセンスとおちゃめさが出ます

イタリアのアドリア海に面した歴史ある“塩の街”であり、ビーチリゾート、チェルヴィアにあるアドリアティックGC。いろいろなタイプのコースで試合ができるのもヨーロッパツアーの魅力だそう。さまざまな国旗がはためきます。どの試合も「ナショナルオープン」だから国ごとに盛り上がる。看板の「ITALY IS GOLF! 」はいかにもイタリアっぽいですね。欧州ツアーの大先輩でとても役立つアドバイスをくれる川村昌弘プロとのツーショット。2人とも緊張してません⁉

写真/桂川有人

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