ライダーカップの米国チームメンバー10人が出場したPGAツアーのフォールシリーズの「プロコア選手権」で、20歳のアマチュアがスコッティ・シェフラー相手に堂々の優勝争いを演じた。
画像: PGAツアーで6位タイ、5位タイ、4位タイと着実に順位を伸ばしている20歳の新星(PHOTO/Getty Images)

PGAツアーで6位タイ、5位タイ、4位タイと着実に順位を伸ばしている20歳の新星(PHOTO/Getty Images)

例年ならシード権を懸けた選手たちの戦場。しかし今回はライダーカップ直前とあってトッププロが集結し当然のようにシェフラーが今季6勝目を挙げた。例年ならシード権を懸けた選手たちの戦場。しかし今回はライダーカップ直前とあってトッププロが集結し当然のようにシェフラーが今季6勝目を挙げた。

そんななか、アマチュアの世界ランク1位、ジャクソン・コイブンがシェフラーを1打上回る15アンダーで最終日をスタート。中盤崩れそうになったがバックナインで9メートルのロングパットを沈めて4位タイに食い込んだ。

「(昨年アマチュア優勝した)ニック・ダンラップの映像を見て(優勝を)イメージした」と笑顔で語っていたが史上9人目のアマチュアVはお預け。それでも今季7試合に出場しトップ10入り3回とプロ顔負けの戦績だ。

実は彼は、PGAツアーユニバーシティ・アクセラレイテッドプログラムで規定ポイントを満たし5月にツアーカードを獲得している。現在は大学ゴルフを優先するため会員資格の行使を延期している最中だ。カリフォルニア出身でオーバーン大学の2年生は昨年カレッジゴルフの主要タイトルを総なめにし、アマチュアに与えられる最高の栄誉であるハスキンズ賞、J・ニクラス賞、B・ホーガン賞、P・ミケルソン賞の4冠に輝いた史上初の選手。"オーバーンのタイガー"の異名もある。

ちなみに大学生がPGAツアーメンバーになるための主な方法は2つ。ユニバーシティランキングで1位になるか、PGAツアーユニバーシティ・アクセラレイテッドプログラムで20ポイントを貯めるか。前者の1位でツアーの出場権を獲得した第1号はラドビッグ・アバーグだ。

一方アクセラレイテッドは大学タイトル獲得、各賞受賞、プロの試合で予選を通過することなどで加算され、コイブンは20歳の誕生日の3日後に20ポイントをクリアしツアーカードを得ている。彼がいつプロに転向するかはわからないが活躍することだけは間違いないだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月7日号「バック9」より

第1号のラドビッグ・アバーグ

昨年アマチュア優勝したニック・ダンラップ

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