
芹澤大介プロ
1964年生まれ。東京都出身。1989年からレギュラーツアーに参戦し、1996年、ACNツアーで1勝を挙げた。今シーズンは日本グランドシニア選手権で21位タイ。成田ヒルズCC所属
ぶつけ打ちにより振り遅れが右プッシュの原因
GD アイアンが得意なゴルファーは、なぜフェアウェイウッドが苦手で球がつかまらないのでしょうか?
芹澤 ドライバーよりもアイアンが得意ということは、ヘッド軌道がスティープ気味で、ヘッドを上からぶつけていく傾向があるんです。フェアウェイウッドでこの打ち方をすると、手元よりもヘッドが遅れてしまって、フェースがスクエアに戻り切らないうちにインパクトを迎えて、右にすっぽ抜けてしまいます。
GD 確かにそうですね。ドライバーもスライス気味ですし、アイアンのように上からボールをつぶす感覚でフェアウェイウッドを打つと、振り遅れのプッシュスライスになってしまうというメカニズムだったんですね。
FWが打てない4つの原因

FWが打てない4つの原因。ダウンブローはFWがつかまらない
原因①
上からボールをつぶしにいく
アイアン好きのゴルファーは、上からボールをつぶして打つ傾向がある。手元を先行させるため、UTならフェードで飛ばせても、FWだと振り遅れてプッシュスライスになってしまう。
原因②
ボールを左に置いてしまう
振り遅れをカバーするため、ボールを左に置き過ぎているゴルファーも多い。こうなると、切り返しから左にスウェイしやすくなる。
原因③
体が左に突っ込んでしまう
上からボールをつぶして打つクセが出て、左に体を突っ込むゴルファーも多い。これで、軌道はさらに“上から下”になる。

体をボールに寄せてしまう
原因④
右肩が前に出てしまう
切り返しから右肩を前に出してクラブを外から下ろしてくるため、アウトサイドイン軌道になってしまう。

アウトからクラブが下りる