アイアンが得意なゴルファーは、なぜかフェアウェイウッドが右に飛ぶ。ドライバー好きは、引っかけやすいユーティリティが好きじゃない。週刊ゴルフダイジェスト10月7日号では、そんな“ゴルファーあるある”に芹澤大介プロが答えをくれている!「みんゴル」でも詳しくご紹介しよう。

【UT克服法】上から下にクラブを動かせ!

GD あおり打つスウィングで、ユーティリティがなぜかダフってしまうゴルファーは、どうすればいいでしょうか?

芹澤 フェアウェイウッドが苦手なぶつけ打ちゴルファーとは真逆ですね。ボールを左かかとの少し内側に置いて、上から下にヘッドを動かすイメージを持ちます。右手のひらがフェースだとしたら、親指から小指に向かって振っていきます。

GD 上から下に振っていく?

芹澤 クラブを左下に振っていく感覚でいいと思います。このくらい大きくイメージを変えても、それほど大きくスウィングが変わることはありません。これで、思ったより早くヘッドが落ちてしまう動きがなくなってくるはずです。

GD ダフリの心配さえなくなれば、ユーティリティは本当に便利なクラブですよね。

芹澤 練習法としては、右足を高くして、上からヘッドを入れる感覚を覚えたり、ボールの先の目印ごとヒットすることで、アイアンのようにダウンブローに打つ練習がおすすめです。

ポイント
ヘッド軌道は右手のひらの親指→小指に振る
「UTを打つときは、FWとは逆に、右手のひらの親指から小指方向にフェース面を動かすように、左下に向かってスウィングします。これは、卓球のラケットでボールをカットしていく動きと同じで、ゆるやかなダウンブローでインパクトできるようになります」(芹澤)

画像: 親指から小指方向に動かします

親指から小指方向に動かします

左下に向かってスウィングする

画像: イメージが大事

イメージが大事

UT克服法の2ステップ

UT克服練習法ステップ①
右足を台に乗せてボールを打つ
「右足を高くして、バックスウィングで右に体重移動できないようにしてボールを打ちます」

画像: 左足体重でインパクトします

左足体重でインパクトします

「左足下がりから打つように、自然に上から下にクラブを振り下ろす体の動きを覚えられます」

画像: 左足下がりから打つイメージ

左足下がりから打つイメージ

UT克服練習法ステップ②
ボールの先の目印も一緒に飛ばす
「ボールの先の目印を一緒に飛ばすつもりでボールを打ちます」

画像: ダウンブローに打つ練習です

ダウンブローに打つ練習です

「こうすることで、ダフりがちなヘッドの最下点をボールの先に持っていくことができます」

画像: ヘッドの最下点はボールの先

ヘッドの最下点はボールの先

芹澤大介プロのUTお手本スウィン
ボール位置は左かかとの少し内側にセットし、その場で体を回転させるイメージでトップを作る。上からヘッドを下ろすようにダウンスウィングして、ボールの先の芝の上を滑らせるつもりで打つ。そのまま低く長くフォローを出して、フィニッシュで体は完全に真っすぐ立つ。

画像: その場で体を回転させるイメージ

その場で体を回転させるイメージ

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