林の中から脱出するイメージで低く打ち出す
GD 次はグリーンまで60ヤードのバンカーです。フルショットだとオーバーしてしまう中途半端な距離ですね。
日下部 ボールにクリーンにコンタクトして、しかもコントロールショットなので、難易度的にはマックスです。
GD そうですよね。どうやって打ちましょうか?
日下部 そのライと状況を見て、ダフってしまう予感がしたら、8番アイアンの出番です。
GD ここも8Iですか!
日下部 低い球を打つんですが、このとき、林の中から脱出するイメージを持つといいですよ。
GD バンカーなのに、林から脱出するイメージ?
日下部 そうイメージすると、スタンスを狭く、左足体重で構えて、木と木の間を低い球で抜いていこうとしますよね。
GD 確かにそうしますね。
日下部 その感覚で振ると、ダフる危険性を減らせるんですよ。
ピンまで60ヤードショット
ポイント
8Iのクリーンヒットでグリーンに転がし上げる
「ダフるとグリーンに届かない60ヤードは、8Iのハーフショットでグリーンに転がし上げる方法がもっとも簡単です。このとき、林の中から脱出するつもりで構えると、低く真っすぐ打ち出していく球をイメージしやすいと思いますよ」

こんなイメージでショットに臨むべし!
【クリーンヒットショットのお約束】つま先下がりで素振りしておく
「バンカーショットは、かかと体重だと左足がズレて、ダフりやすいので、つま先体重で振ることが大切です。そのため、バンカーに入る前に、つま先下がりのライで素振りしておくと、つま先体重で構えやすくなります」

まずは素振りをしておく
【スタンスの作り方】両足のつま先をクルリンパ!
狭いスタンスで両足を揃えて構えたら、つま先をクルッと左に向ける。体の重心も左に移動するので、ヘッド軌道の最下点がボールの先に来やすくなる。

①両足を揃えて構える、②つま先をクルッと回転、③No!ダフリスタンスが完成

8Iの60ヤードクリーンショット
狭いスタンスで、両つま先を左に向け、左足体重のまま、コンパクトに上げる。上から鋭角にクリーンにヒットしたら、肩までのコンパクトなフィニッシュをしよう。

コンパとに振ろう
ダフらない自信があれば……SWでスリークオーターでもOK
日下部 グリーンまで60ヤードで、クリーンに打つ自信があるならSWを持ちます。
GD 上級者向けのアドバイスですね。
日下部 プロもそうなんですが、絶対にダフっちゃいけないときに意識するのは、左ひざの高さなんです。アドレスのときの左ひざの曲げ具合を絶対にキープする! これがコツですね。
赤子泣いても左ひざを動かすな
ポイント
ヘッド軌道の最下点は左ひざで変わる
「クリーンに打つ自信があるなら、SWのスリークオーターショットです。このとき、気を付けるポイントは、フィニッシュまで左ひざのポジションを変えないこと。左ひざが伸びると、ダフリ、トップの危険度が増します」

左ひざがクリーンヒットのカギ!

SWの60ヤードクリーンショット
重心を下げて、左足体重で構え、左足体重のままコンパクトに上げる。ダウンブローにクリーンヒットしたら、フィニッシュまで左ひざを伸ばさない!

左ひざを意識
振り終わるまで曲げキープ!左ひざピーン!はミスの原因に!

左ひざは曲げたまま
PHOTO/Tadashi Anezaki
THANKS/東名CC


