今年の『KBCオーガスタ』の最終日の優勝争いで、パッティングだけ“左打ち”というスタイルで注目を集めた石塚祥利。実はパットイップスになったことで左打ちに変えて戦っている。そして左打ちに転向したことでパットの神髄をつかんだという。週刊ゴルフダイジェスト（12月9日号）では、どん底を味わったからこそたどり着けた技術を教えてもらった。我々にも参考になるポイントを「みんゴル」でもご紹介しよう。
【鈍感さ】完璧を求めず打ち抜くことに集中！
GD 最後の「鈍感さ」について教えてください。
石塚 実はこれがとても大事なポイントで、入らなくても受け入れる気持ちを持つことです。入れたい気持ちが強くなると、知らず知らずのうちに小さな動きになりがちです。そのネガティブな気持ちにならないように、1.5メートル先のカップや目標をボールで倒すくらい鈍感な気持ちでストロークする練習をしています。しっかり打ち抜くことだけを考えるようになるために、動きと気持ちを高める練習が大事だと思っています。
石塚プロが気づいた”2つの鈍感さ”
気付いた“鈍感さ”① 1.5メートル先の旗竿に当てにいく
打ちたい距離に対してインパクトで合わせるのではなく1.5メートル先のピンを打ち抜く練習をする。これにより距離や目標だけにとらわれない自分がやるべきストロークを身に付ける。
練習グリーンでも目標に当てにいく感覚で
気付いた“鈍感さ”② 距離をピッタリ合わせる気持ちを排除
1.5メートルを打ち抜く練習が終わったら「5・10・15・20メートル」の4つの距離の振り幅をつかんでみる。カップオーバーしても気にせずやっていると、自然と距離感がつかめてくる。これを積み上げて練習すれば必ずパットがよくなってくるという。
なんとなくの距離感をつかむ
PHOTO／Tadashi Anezaki THANKS／芥屋ゴルフ倶楽部
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