
いりや・ひびき/2005年12月生まれ。愛知県豊川市出身。2024年にプロテストを合格。ルーキーイヤーとなった昨シーズンは、持ち前の豪快なティーショットを武器に、ニチレイレディスでプロ初優勝を達成した
操作性に長けている「ZXi RKT TR」ドライバーを投入
彼女のプレーの特徴は、豪快なスウィングから繰り出されるドライバーショット。昨年のスタッツでは、ドライビングディスタンス259.38ヤードとツアー4位、国内屈指の飛ばし屋だ。
今の彼女の飛距離を後押しするのが、スリクソンの最新モデルZXi RKT TRドライバー。ヘッド体積450㏄と小ぶりなヘッドで、操作性を優先するモデルだ。ロフトは8.0度と特注スペック。前モデルからスイッチした決め手は、「このTRはスピン量が安定して抑えられたことで飛距離が伸びました」と入谷。シャフトはフジクラのベンタス ブルーの60Sを挿している。

ZXiシリーズ最新作の「RKT」のTRを選択。小ぶりなヘッドで操作性も出しやすいモデル。さらに8.0度というロフト選択は入谷独自のオリジナルのセッティングだ
一方でFW、HBそしてアイアンは「前モデルの振り感が良かった」とフィーリングが合っているため継続使用している。
FWは、スリクソンZXi3+の1本で、ロフトが13.5度と通常のスプーンよりもストロングロフトのモデルを採用し、初速と飛距離を重視したスペック。シャフトはドライバー同様ベンタス ブルーを挿す。

通常のFWの3番はロフトが15度だが、「3+」はさらにロフトが立った13.5度。より飛距離性能に磨きがかけられている一本だ
HBは、スリクソンZXi HBの2番(17度)、3番(19度)の2本を投入。シャフトはベンタス HBレッドの70Sを組んでいる。

HBはZXi HB。こちらもFW、アイアンと同様に“振り感の良さ”が気に入っていることから、継続投入している。シャフトはベンタスHBレッドの70S
アイアンは5番から7番に操作性を持ちながらもミスヒットに強いやさしさを兼ね備えたスリクソンZXi5、8番からPWは“S15C”という非常に軟らかい軟鉄で、より繊細な打感で狙えるスリクソンZXi7のコンボセット。長い番手はやさしく、短い番手では感覚を重視した構成だ。シャフトは両モデルともにモーダス3 ツアー105のSを入れている。

前モデルを継続使用し、コンボで組んでいる。5番から7番はミスの強さを有した「ZXi5」。8番からPWは打感の軟らかさが特徴の「ZXi7」を使用している
パターは、初優勝時はブレード型のテーラーメイドTPデルモンテTB1だったが、今は同社のスパイダー ツアーXにチェンジ。ヘッド形状はマレット型とサイズを大きな物に一新、さらにセンターシャフトという新しいタイプを投入。慣性モーメントが大きな設計で、芯を外しても球がブレることなく転がる性能。ヘッド開閉を抑え、オートマチックな挙動でストロークできるパターだ。

パターはテーラーメイドのスパイダー ツアーXのセンターシャフト。マレット型のヘッドでミスに強く、さらにオートマチックなストロークがしやすい
ボールはZスター XV。Z-スターシリーズの中でも、初速性能に磨きをかけたモデルを使用している。適度にスピンを抑えやすく、ビッグドライブを支えている。

ボールはZスター XVを使っている
新たに加わったドライバーとパターで、通算3勝目へ向けて期待がかかる。
入谷響の最新クラブセッティングの詳細
・1W:スリクソン「ZXi RKT TR」(8度)・フジクラ「ベンタス ブルー」(60S)
・3W:スリクソン「ZXi 3+」(13.5度)・フジクラ「ベンタス ブルー」(60S)
・2HB:スリクソン「ZXi HB」(17度)・フジクラ「ベンタス HB レッド」(70S)
・3HB:スリクソン「ZXi HB」(19度)・フジクラ「ベンタス HB レッド」(70S)
・5I~7I:スリクソン「ZXi5」・N.S.プロ「モーダス3 ツアー105」(S)
・8I~PW:スリクソン「ZXi7」・N.S.プロ「モーダス3 ツアー105」(S)
・GW~SW:クリーブランド「RTZ」・N.S.プロ「モーダス3 ツアー105」(S)
・PT:テーラーメイド「スパイダー ツアーX」
・BALL:スリクソン「Zスター XV」
※スペックは編集部調べ
※プロはクラブを頻繁に替えるため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
※撮影は資生堂・JALレディスオープン
PHOTO/Tadashi Anezaki
※週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号より






