42歳で全米オープンに勝ったペイン・スチュワートの魂のガッツポーズ。あれは飛行機の墜落事故で亡くなる4カ月前のことだった【レジェンドたちの全米オープン・1999年】
1999年ノースカロライナ州パインハーストNo.2でおこなわれた全米オープンでフィル・ミケルソン、タイガー・ウッズ、ビジェイ・シンの最強トリオを抑え、42歳のペイン・スチュワートが優勝した。全米オープン2勝目、メジャー3勝目、人生最高の瞬間を謳歌したわずか4カ月後、彼は帰らぬ人となった。ニッカボッカにハンチング、ゴルフ界でもっともスタイリッシュだったスチュワートが最後の全米オープンで見せた魂のガッツポーズはいまでも人々の記憶に深く刻まれている。
5メートルのパーパットを沈めた瞬間スチュワートは右手を斜め上に突き上げ不格好だが魂のこもったガッツポーズを繰り出した。
ミケルソンに1打差、タイ...