大きなグリーンは上級者ほど乗せづらい。
アマ・ゴルフの世界 中部銀次郎「広野を往く」⑤
頭を痛めていることはもうひとつあった。グリーンのアンジュレーションである。
ホールによっては、そしてピンの位置によっては「スリーパット覚悟」をせざるを得ない。”触っただけ”でボールはいつまでも転がりつづける。
いや、最初の”ひと転がり”がスロープに乗って加速するので、途中からスピードがついてしまう。速いベントグリーンに乗せさえすれば、”御の字”というわけにはいかない。パットのやりやすいエリアをきちっと把握し、そこへ乗せる。それだけショットの精度を求められるわけだが”初ラウンド”では、そのエリアがつかみかねる。
アベレージゴルファーには乗せやすくなったけど、上級者には乗せずらくなった、と言...