【目指せゴルフの雑学王】仙石原に開けた別天地「箱根カントリー倶楽部」
箱根カントリー倶楽部は、箱根仙石原の奥詰近くにあります。初め奥箱根カントリー倶楽部にしようという案が出たのを、設計の赤星四郎が「何も遠慮することはない、箱根カントリー倶楽部にしよう」と励ましたという記録が『三十周年史』に残っています。
箱根仙石原に最初にゴルフ場を造ろうと考えたのは意外や意外、宮内省でした。昭和3年(1928年)湖尻に、外国使節待遇のためゴルフ場を造ったらどうだという企画が立てられたらしいのですが、実現しなかったのです。
そのうち昭和5年には、仙石ゴルフコースが先に生まれます。それから第2次大戦を挟んで20数年、昭和27年頃になって、仙石原の大部分を所有する渋沢系箱根温泉...