切り返しで腰が引けてしまい、力弱い腰引けスウィングになっているアマチュアは多い。切り返しは、クラブを上げる動きから、下ろす動きへ切り変わるスウィングの中で最も重要な部分。「“左足の裏で踏み込めるか”どうかに集中しています」と話すのは、若手のホープである鈴木愛。女子プロに学んで、腰引けスウィングから卒業しよう!
クラブは最後に下りてくるイメージ
切り返しは「左足で地面を踏むイメージ」と話す鈴木愛。
「トップから腕でクラブを下ろすと、手打ちになるので力が逃げやすくなります。クラブがトップに上がりきるかきらないかのタイミングで、左足で地面を踏むと、自然な動きでクラブを下ろすことができるんです」(鈴木、以下同)
クラブが体の近くを通るようになる
切り返しで上半身から動く癖があるという鈴木。
「切り返し後に右肩が突っ込む癖があるんですが、下半身から動かせれば、それを矯正することができます」
左足で地面を踏むときに、極端に身体を沈みこませるようなイメージがあるとのこと。「左に体が流れては意味がありません。横ではなく左下に力を加えるイメージ。するとクラブを引きつけられます」
【ドリル】ヘッド側を持ってもらい下半身で切り返す
調子が悪いとプロでも上半身からクラブを下ろしがちになる。そんな時はトップでクラブを引っ張ってもらって、下半身から動かす感覚を体に覚え込ませる。
難しいことは考えず、1点に集中するなら誰でもできるはず。切り返しで腰が引けてしまう人は、左足の裏で一気に踏み込んでいく感覚を大事にしよう。
(週刊ゴルフダイジェスト2017年4/18号より抜粋)