スタート直後の数ホールは調子が良いけどすぐに調子が悪くなってしまうというアマチュアゴルファーに起こりがちな現象、もしかすると技術面ではなくメンタル面の問題かもしれない。調子が良い状態をキープしたままホールアウトするためのメンタルテクニックを、プロも指導するメンタルコーチ・池努に教えてもらった。

大事なのはルーティンを「グリット」すること

「パー、バーディ、パー、バーディ」といつになく今日のラウンドはスタートから調子が良い。想定外に波に乗っている。そんなゴルフができているとき、あなたの頭にはどんな言葉が浮かんでくるでしょうか?

「今日はベストスコアが出るかも」「今日のオレはゾーンに入ってる」「こんなにうまくいって逆に怖いな(笑)」などと考え出す。そして、自分でブレーキを踏んだかのように調子の良いゴルフからいつもの自分らしいゴルフへ戻ってしまう。折角調子が良かったのに……。

このようにスタート数ホールは調子が良かったのに、すぐに調子が下がってくるという経験をすると、自分の中で「最初に調子が良いと後で調子が悪くなる」という思考パターンを作ってしまいがちです。その思考パターンができてしまうと、それ以降のラウンドでは、なおさらスタートで調子が良かったときに「また、ここから落ちていくんだろうな」なんて考えてしまうことにもつながってきますね。

このようにスタート数ホールで調子が良い場合、どうすれば自分にブレーキをかけずに調子が良い状態をキープすることができるのでしょうか? 「良い状態」をキープするために今回おすすめするメンタルテクニックの1つが「ルーティン×グリット」です。

ルーティンとは日常でも良く使う言葉ですよね。よく、ゲン担ぎと思われますがそうではなく、ルーティンとは自分のプレーを発揮するために「意識や行動をあらかじめ決めておいた順序とリズムで遂行すること」です。

そのルーティンの中でもプレー前、ゴルフで言えばスウィング直前で行なうルーティンをプレパフォーマンス・ルーティン(以下ルーティン)と呼びます。

たとえば、私がサポートするゴルファーは次のルーティンを持っています。

【1】深い呼吸を2回する
【2】「よし! 今に集中、今に集中」とセルフトーク
【3】ボールの後方から目標確認と球筋イメージをつくる
【4】ボールの横で素振りをする
【5】スウィング

画像: ルーティンをしっかり行うことで集中力が高まり、良い状態をキープできる(写真はイメージ)

ルーティンをしっかり行うことで集中力が高まり、良い状態をキープできる(写真はイメージ)

このようなルーティンを自分のリズムでテンポ良く行なうことで「今日の良い状態」をキープしやすくなりますし、1打1打への集中力を高めることができます。誰もが目標確認と素振りはするので「深い呼吸」と「セルフトーク」をどの順序で行なうかはオリジナルでルーティンを作るいいでしょう。または、最初は上記例をそのまま試しても良いと思います。

そして、それに加えて大事なことがあります。それがルーティンを「グリット」すること。グリットとは「やり抜く」ことを意味します。作ったルーティンをそれなりに遂行しても、雑念やマイナスイメージに差しこまれてしまうこともあります。ラグビーの五郎丸選手がフリーキックを蹴る前に行う有名なルーティンがそうです。五郎丸選手はルーティンに入りきり、やり抜いているように見えます。

五郎丸選手のようにあえて、ルーティンに十二分に注意を向け、丁寧にやり抜くことで不要な思考も入りにくくなりますし、仮に多少の雑念が沸いてきてもルーティンにグリットすることで頭を今ここのスイングに切り替えることもできます。この「ルーティン×グリット」をすることで自然と1打への集中を高めることができるでしょう。

上記のメンタルテクニックは今回のテーマである「スタートから調子が良いときにその調子をキープする」にも使えますし、「安定した自分らしいゴルフをしたい」という方、「1打1打の集中力を高めたい」という方にもおすすめのテクニックです。ご自身のルーティンを決め、ラウンドで実践することで新しい発見もあるとでしょう。ぜひ、「ルーティン×グリット」を試してみてください。

画像: 凄腕アイドルゴルファーがパー3に挑む!MCYUIKAが“ガチ”でラウンドpart2@アクアラインGC/11番ホール youtu.be

凄腕アイドルゴルファーがパー3に挑む!MCYUIKAが“ガチ”でラウンドpart2@アクアラインGC/11番ホール

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