ゴルフコーチ辻村明志(47)が指導している、チーム辻村のメンバー・上田桃子、吉田優利、松森彩夏、練習生の2人を合わせた5名が取り組んでいる最強ドリルの数々。「チーム辻村・女子プロと一緒に上手くなる」シリーズ、最終回の「竹踏みアドレス」は、松森彩夏が紹介する!
「足裏全体で立て」などと簡単に言うレッスンがありますが、重心を足裏のどこに置けばいいのかは、いくらコーチであっても言葉で教えるのは不可能です。必ずしも足裏の中心に重心があれば、バランスよく立てるわけではありません。
人によっては、たとえば左足が3の割合でつま先体重、右足が3の割合でかかと体重、ということもあるわけです。
竹の上で足裏からクラブを振る感覚をつかもう
そこで下半身から動けるアドレス作りのために、チームの選手たちに竹の上に立って足裏のバランスを磨くドリルを始めたのです。
まずは「3秒」を目標に、竹の上でバランスよく立てる両足裏の重心のポジションを探します。
竹の上に3秒立てるようになったら、その状態で腰から腰のハーフスウィングをします。竹の上から落ちても、気にすることはありません。ゆっくりでいいので、つま先からかかとへ移動する重心を感じるのが、このドリルの目的です。
手足が長く、スウィングや構えが美しいと言われる松森彩夏でさえ、最初はなかなか上手く立てませんでした。しかし、何度かドリルを繰り返すうちに立てるようになり、やがてクラブを振れるようになりました。
その足裏感覚をインプットしたまま、平坦な場所でアドレスをすると、彩夏のように下半身がどっしりとした構えになります。
みなさんもこのドリルに挑戦して、バランスのいいアドレスを手に入れましょう。(解説/辻村明志)
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