「足裏全体で立て」などと簡単に言うレッスンがありますが、重心を足裏のどこに置けばいいのかは、いくらコーチであっても言葉で教えるのは不可能です。必ずしも足裏の中心に重心があれば、バランスよく立てるわけではありません。
人によっては、たとえば左足が3の割合でつま先体重、右足が3の割合でかかと体重、ということもあるわけです。
竹の上で足裏からクラブを振る感覚をつかもう

直径10㎝、長さ1 mほどの竹を用意して、その竹の上でアドレスする。まずは「3 秒」を目標に、構えてみよう(撮影/三木崇徳)
そこで下半身から動けるアドレス作りのために、チームの選手たちに竹の上に立って足裏のバランスを磨くドリルを始めたのです。
まずは「3秒」を目標に、竹の上でバランスよく立てる両足裏の重心のポジションを探します。
竹の上に3秒立てるようになったら、その状態で腰から腰のハーフスウィングをします。竹の上から落ちても、気にすることはありません。ゆっくりでいいので、つま先からかかとへ移動する重心を感じるのが、このドリルの目的です。

つま先からかかとへ動く、自身の足裏の重心の動きを感じながら素振りをすると、芝の上でも足裏からクラブを振る感覚がつかめるようになる(撮影/大澤進二)
手足が長く、スウィングや構えが美しいと言われる松森彩夏でさえ、最初はなかなか上手く立てませんでした。しかし、何度かドリルを繰り返すうちに立てるようになり、やがてクラブを振れるようになりました。
その足裏感覚をインプットしたまま、平坦な場所でアドレスをすると、彩夏のように下半身がどっしりとした構えになります。
みなさんもこのドリルに挑戦して、バランスのいいアドレスを手に入れましょう。(解説/辻村明志)
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