24年マスターズの公式チケット申請の締め切りが6月20日に迫っている。世界のスポーツイベントでもっとも入手困難といわれるチケットの入手方法は?
画像: 23年のマスターズ覇者、ジョン・ラームに拍手を送るパトロンたち。24年の感動の瞬間を目の前で見るためには、まずはチケット入手が必須だ(PHOTO/Blue Sky Photos)

23年のマスターズ覇者、ジョン・ラームに拍手を送るパトロンたち。24年の感動の瞬間を目の前で見るためには、まずはチケット入手が必須だ(PHOTO/Blue Sky Photos)

練習ラウンドのチケットは1枚100ドル、試合当日は140ドルで販売

最良の方法はオーガスタナショナルの抽選システムへの申し込みで、運さえ良ければ手ごろな価格で購入することができる。

申請方法は至ってシンプル。Masters.comでアカウントを作成して申し込むだけ。

応募は誰でもできる反面、当選確率は0.5パーセント、つまり200人に1人しか購入することはできない。

ちなみに練習ラウンドのチケットは1枚100ドル、試合当日は140ドルで販売されるが、マスターズ委員会は当選枚数を公表しておらず、正規販売でチケットを手に入れるのは困難を極める。

そこで第2の方法は流通市場での購入。こちらは高額の取引となり、練習ラウンドのチケットは1500ドル以上(20万円超)、試合当日のチケットは1枚5000ドルに跳ね上がる。

毎年上昇傾向にあり、価格は上位陣の顔ぶれによってさらに上がることも。

最終手段は試合中にチケットブローカーから購入する方法。ブローカーはコースを出てくる客から不要になったチケットを買い、チケットを求める人に売る。ゲートを出てすぐのワシントンロードにはブローカーが並んでいるが、偽造チケットなどのトラブルも多いので要注意。

ネットで検索するとたまにマスターズ観戦券を賞品にした抽選会やコンテストが行われている。たとえばPGAツアーのチューリッヒクラシックではマスターズへの旅行が当たるチャリティ抽選会が開催されている。

ジョーダン・スピースが自宅を売却したとき、購入者がマスターズのチケットを要求したという話もある。

プラチナチケットが当たる確率は低いが、公式サイトに応募し、200分の1に懸けるのが賢明かも。宝くじも購入しなければ当たらないのだから。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号「バック9」より

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