PGAツアー ロケットモーデージクラシックでリッキー・ファウラーが約4年5カ月ぶりに優勝した。全米オープンで5位タイ、ザ・メモリアルで9位タイ、チャールズシュワブで6位タイと、復活は間近と言われていた通りのプレーオフ優勝だった。全米オープンの前に撮影したクラブセッティング。
画像: リッキー・ファウラー。1988年12月生まれ。カリフォルニア州出身。2009年プロ入り、2019年までに8勝、世界ランク最高4位。その後、不調に陥り185位まで下がるも再上昇して、ロケットモーデージクラシックで4年5カ月ぶりに優勝

リッキー・ファウラー。1988年12月生まれ。カリフォルニア州出身。2009年プロ入り、2019年までに8勝、世界ランク最高4位。その後、不調に陥り185位まで下がるも再上昇して、ロケットモーデージクラシックで4年5カ月ぶりに優勝

きっかけはキャディが持っていたVersa ジェイルバードパター

上昇機運をつかんだのは、今年1月から使い出したVersaジェイルバードパターの存在が大きい。

今年初め、キャディのリッキー・ロマーノが使っていたこのパターを拝借して試したのがきっかけ。このパターにスーパーストローク(ツアー3.0の17インチ)グリップを装着、ソールには約25グラム分の鉛を貼ったジェイルバードでプレーし始めた2週目のファーマーズインシュランスで11位Tに入る。以来、好調モードに入っていった。

画像: オデッセイ Versaジェイルバードパター プロト。フェースインサートがホワイトホットではなく、マイクロヒンジタイプ。ヘッドのセンターに穴が開いた大MOIと白と黒のツートーンが特徴

オデッセイ Versaジェイルバードパター プロト。フェースインサートがホワイトホットではなく、マイクロヒンジタイプ。ヘッドのセンターに穴が開いた大MOIと白と黒のツートーンが特徴

ファウラーは全米オープン前、パターについて以下のコメントをしていた。

「握り方を変え、パターの長さを8分の1インチ短くして、クリアランス(体との間隔)を大きく取るようにしました。これまではグリップエンドがベルトのバックルやシャツに擦れることがあったけど、よりスムーズに動くようになりました」

「さらに、シャフト内の圧力も微調整しています。今は何も気にせずストロークでき、ミドルレンジの距離が入るようになっているのに、手応えを感じています」と本人。

全米オープン最終日は、パット絶好調とはいかなかったが、今回の優勝を経て、ツアートータルのスタッツでパットのストロークゲインド(スコアへの貢献度)が、昨年の161位から今は30位と急上昇している。

ちなみに、全米オープンに優勝したクラークも同じパターで、ファウラーのパッティングを見たのが使用のきっかけ。昨年、キーガン・ブラッドリーが日本のZOZO選手権で復活優勝を遂げた際も、手にはこのパターがあり、今年6月のトラベラーズ選手権でも優勝。‟優勝請負パター”として、いよいよ注目の一本となっている。

Versaジェイルバードは、2014年発売で9年前のモデル。通常タイプはホワイトホットインサートだが、ファウラーのパターはOworksシリーズのマイクロヒンジインサートが装着されているプロト。全米オープン優勝のウィンダム・クラークも、まったく同じパター。

ドライバーと3WはコブラエアロジェットLS

画像: ドライバーの平均飛距離は309ヤードで29位。アキュラシーは59%で98位。トータルドライビングは20位(7月3日時点)。この写真は2月のWMフェニックスオープン

ドライバーの平均飛距離は309ヤードで29位。アキュラシーは59%で98位。トータルドライビングは20位(7月3日時点)。この写真は2月のWMフェニックスオープン

昨秋、日本で開催されたZOZO選手権で2位タイに入った時は、コブラのキングLTDxLSドライバーを使っていたが、その後、契約のコブラからニューモデルのエアロジェットシリーズが出ると、いち早くエアロジェットのLS(ロースピン)モデルにスイッチ。

シャフトは漆黒のディアマナ プロトタイプを継続して装着。現在の平均飛距離は309ヤード。トータルドライビングは20位にランク。

画像: コブラ エアロジェットLS 、ロフトは9度、シャフトはディアマナのプロトタイプ

コブラ エアロジェットLS 、ロフトは9度、シャフトはディアマナのプロトタイプ

3Wもコブラ エアロジェットLSを使う。国内の市販モデルはロフト15度だが、ファウラーの3Wは14.5度。それをネック調整でさらに1度立てて13.5度にしている。5Wは長年愛用するコブラLTDx LS。こちらはロフトを寝かせて18.5度で使用中。

画像: 3Wもコブラ エアロジェットLS。14.5度のロフトを1度立てた13.5度で使用

3Wもコブラ エアロジェットLS。14.5度のロフトを1度立てた13.5度で使用

「このアイアン、打点ミスに強い」とファウラー

4I~PWは、軟鉄鍛造のツアーキャビティモデル、コブラKINGツアー フォージド。今年市販された
ニューモデルだが、ファウラーはプロトとして昨年から使っていた。「スコアライン1~2本ぶんの打点ズレによる飛距離のバラつきが小さく、スピン量も理想的。打点ミスにかなり強い」(ファウラー)と、とてもお気に入りのセット。

画像: コブラKINGツアーフォージド × KBSツアー C-TAPER125。ファウラーは、製品発表前の昨年から使用

コブラKINGツアーフォージド × KBSツアー C-TAPER125。ファウラーは、製品発表前の昨年から使用

3本のウェッジはコブラKING。ロフトは54・56・58度と、なぜか2度ピッチ。詳細は不明だがロフトを変更している可能性がありそうだ。シャフトフレックスはアイアンよりも軟らかなSを挿す。

ボールはテーラーメイドのTP5。以前は低スピン&高弾道のTP5xを使っていたが、今はソフトな打感で中高弾道のTP5がエースボール。

画像: ボールはテーラーメイドのTP5。Mの文字は愛娘MAYAちゃんの頭文字か

ボールはテーラーメイドのTP5。Mの文字は愛娘MAYAちゃんの頭文字か

●パター以外の13本は‟オールコブラ”
1W/コブラ エアロジェットLS(9度)・ディアマナ プロトタイプ(70X)
3W/コブラ エアロジェットLS(13.5度)・アルディラ ツアーグリーン(75TX)
5W/コブラ LTDx LS(18.5度)・USTマミヤLIN-Q M40X(8F5)
4I~PW/コブラ KINGツアーフォージド・KBSツアーC-TAPER125(S+)
AW・SW・LW/コブラ KING(54・56・58度)・KBS610 WEDGE(S)
PT/オデッセイ Versaジェイルバード(スーパーストローク3.0-17インチ グリップ)
BALL/テーラーメイド TP5
※スペックは編集部調べ(7月3日時点)※3Wはロフト14.5度を1度立たせた13.5度、5Wは1度寝かせた18.5度で使用

※週刊ゴルフダイジェスト2023年7月11日号より(PHOTO//Blue Sky Photos)※2023年7月4日12時25分、記事一部を修正しました。

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