スピン量が多いタイプなので、ドライバーは低スピンが合う
BリミテッドB1 LSと刻印された未発表プロトで、おそらく次期Bシリーズのニュードライバー、LSはロースピンの略と思われる。
「ニチレイレディスから使い始めました。(4月の)スタジオアリスの週にテストをして感触も弾道データも良かったので、早く使いたいなと思っていました。私はスピン量が多いので、ウッドは低スピン系が合うようです」
「また、このタイミングで(シャフトメーカーの)マミヤさんにいろいろと診てもらって、昔から使っていた先調子のシャフトをジアッタスに替えたら、暴れ気味だった弾道が安定してびっくり。シャフトでこんなに変わることを初めて体験しました。今はスピン量が減って飛距離が明らかに伸びて曲がりの幅も減ったので、本当に良かったです」
ロフトは9度。ソールに6グラムの鉛を貼る。桑木のジアッタスシャフトは新しいV2モデルで、クセのないしなり感とクセのない振りやすさを追求した中調子ど真ん中のシャフト。ゴルフの基本は「ドライバーです」と言い切るだけあり、新ヘッドと新シャフトの組み合わせで自信を深めているようだ。実際、この組み合わせにしてからの3試合、平均飛距離は246ヤードまで伸びている。
3本のウェッジは地元の剣持ゴルフのMOZウェッジ
アイアンは2016年モデルのツアーBX-CB。「かなり前から使っていますが、構えた時の顔が素直で、イメージした通りの球が出るので、お気に入りなんです」。ほんの少しグースネックで適度につかまり、操作性もある鍛造キャビティ。今季のパーオン率は67.3%で28位、バーディ数は205で7位本人にとっては何年経っても色あせない名アイアンだ。
3本のウェッジは桑木の地元・岡山の剱持ゴルフのMOZウェッジ。58度のみAida Golfの工房モデル。ホーゼルやバックフェースの星マークは「しほ」の逆読み。
今季、女子ツアーの初優勝は現在5人。ツアー後半戦、6人目の初優勝をを目指すクラブセッティングだ。
フェアウェイ・UT・アイアンは高校から
1W /ブリヂストン プロトB1 LS(9度)・ジアッタスV2 PROTOTYPE(S)
3W/ブリヂストン ツアーB XD-F(15度)・ディアマナBF50(SR)
3U・4U/ブリヂストン ツアーB XD-H(21・24度)・MCH70(S)
5I~PW/ブリヂストン ツアーB X-CB・DG85(S200)
GW・AW/MOZウェッジ(48・52度)・N.S.プロ850GH(S)
SW/MOZウェッジAG工房モデル・N.S.プロ950GH(S)
PT/オデッセイ ミルドコレクションTX DYPEプロト(3度)
BALL/ブリヂストン ツアーB XS
※週刊ゴルフダイジェスト2023年7月25日号より(PHOTO/Tadashi Anezaki、Shinji Osawa)