男子ゴルフの世界ランキング(OWGR)は先日、LIVゴルフによる世界ランキングポイント獲得についての申請を却下する旨を発表した。
画像: LIVゴルフの世界ランク登録申請を却下すると発表したOWGRのピーター・ドーソン会長(写真は2016年)

LIVゴルフの世界ランク登録申請を却下すると発表したOWGRのピーター・ドーソン会長(写真は2016年)

OWGRの条件に適合すれば、この決定が覆される可能性も

OWGR(Official World Golf Ranking)のピーター・ドーソン会長はAP通信の取材に対し、

「我々は彼らと戦争状態にはない」

としたうえで、

「LIVは(OWGRシステムのもとで争われる)他の24のツアーと、同様に公平にランク付けできる形式でプレーしていない」

と語った。

“形式”とは、48名が予選落ちなしの54ホールをショットガン方式でプレーするLIV独自のフォーマットを指し、なかでも

「OWGR資格のあるトーナメントに出場するために毎日努力している何千人ものプレーヤーにとって、ツアーをほぼクローズドな方法で運営することが公平であるとは考えていない」

と指摘。

一方でLIVのフォーマットが変更され、OWGRの条件に適合すれば、今後はこの決定が覆される可能性もあるとしている。

LIVでプレーする選手は現状PGAツアーには出場できず、メジャー大会や他のツアーで得たポイントのみが世界ランクに反映されるため、この決定は大きな痛手。

実際、昨年10月末の時点でトップ50には12名、トップ100には24名の選手がいたが、直近でトップ50入りしているのはキャメロン・スミス(15位)とブルックス・ケプカ(18位)のみ。

トップ100にも6人しか残っていない。これに対しLIVは、

「世界最高のプレーヤーのパフォーマンスを正確に認識する客観的な基盤を奪った」

とすぐさま反応。

「プロゴルフ界には現在、真のランキングシステムはない。最高の選手のパフォーマンスが認められない限り、ファンや選手にとって何の利益もない」

との声明を出した。また、選手からも

「もはやOWGRは時代遅れ」(キャメロン・スミス)

「ランキングが偏っている」(ダスティン・ジョンソン)

など非難の声が数多く挙がっている。

PGAとLIVの経営統合で、事態は沈静化すると思いきや、まだ混乱は収まりそうにない。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年10月31日号「バック9」より

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