テストしていた2本のドライバーは、1本がAiスモーク♦♦♦のロフト10.5度、もう1本は、Aiスモーク♦♦♦MAXというヘッド後部がひと回り大きくなったプロトタイプで、9度のヘッドを10度に寝かせたもの。シャフトは両方とも、昨シーズンのパラダイム♦♦♦(10.5度)に挿していたディアマナPD。先端剛性を高めて弾道の散らばりを抑えたシャフト。
ハドウィンのこの大会(14位タイ)から、6位タイに入った3戦目のジ・アメリカン・エキスプレスまでを確認すると、いずれも通常のAi♦♦♦をチョイス、これが今季のエースドライバーになったようだ。ソールのウェイトを見ると、フェース寄りのウエイトビスを12グラムに、後方を6グラムに変更して全体を重く、重心を前寄りにカスタマイズしている。ヘッドのブレとバックスピン量を減らし、弾道直進性をさらに高めているのだろう。
3Wからパターまでは、昨年のセッティングから不動。最も古いのは10年前モデルの4I、APEX ユーティリティアイアン。3本のJAWSウェッジは2019年モデル。3Wは昨年のパラダイム フェアウェイ。自分に合ったクラブを選び、一度決めたらしっかり使い込んでいくタイプだ。
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5IからPWは、APEX TCBアイアン。X・シャウフェレ、A・バティア、S・バーンズなどキャロウェイの契約選手が愛用している人気のアイアン。ハドウィンのシャフトはAMTツアーホワイトのX100。
パターは、角型マレットのホワイトホットOG 7S。今シーズンのパッティングアベレージは1.674でツアー7位。好調なパットを支えている。
ボールは、ニューモデルのクロムツアーX。従来の6角形ヘックスパターンから、円と6角形を組み合わせた「シームレス・ツアーエアロ」というパターンに変わって空力性能が高まり、風に負けない強弾道が特徴だという。性能が向上しても、芯のある手応えと軟らかさが共存した打感はクロムソフト Xの延長上にあり、ハドウィンはじめシャウフェレら、プロのスイッチも順調に進んでいた。
A・ハドウィンの14本
1W/パラダイム Aiスモーク♦♦♦(10.5度)・ディアマナPD(60TX)
3W/パラダイム フェアウェイウッド3HL(16.5度)・ディアマナPD(70TX)
3U/APEX UW 2021モデル(19度)・ディアマナTB(80TX)
4I/APEX ユーティリティ2014モデル(21度)・DG AMTツアーイシュー(X100)
5I~PW/APEX TCBアイアン・AMTツアーホワイト(X100)
AW・SW・LW/JAWS ウェッジ クロム2019モデル(52・56・60度)・DGツアーイシュー(S400)
PT/オデッセイ ホワイトホットOG 7S(3度)・ストロークラボ
BALL/クロムツアー X
※スペックは編集部調べ ※スペックやスタッツは2月9日時点のもの
※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号より(PHOTO/Blue Sky Photos、Getty Images)