インプレッション条件
[試打ボール]
タイトリストv1
[計測器]
フライトスコープ
[ヘッドスピード]
46m/sで統一※ベスト5球の平均値を掲載
試打&解説 鈴木悠介プロ
機械のような正確なスウィング技術によって各モデルの細かな特徴も見逃さない“人間試打マシーン”。千葉銀座CC所属の34歳
TaylorMade チタンじゃ実現できない高打ち出し・低スピン
締まった見た目が好き? 安心感がある顔がいい?
フェースにカーボンを使用したテーラーメイドの6モデルを打ち比べた鈴木プロはこう話す。 「『ステルス』と『ステルス2』の見た目を比べると、前者はマットなクラウンで引き締まって小ぶりに見えますが、後者はクラウンに光沢があって目立つぶん安心感があるし、クラブが短めに見えるので振り抜きやすくて当てやすい。『Qi10』も後者になるでしょう。そのあたりは打ち手の好みで選べばいいのではないでしょうか。これらカーボンフェースのモデルは総じて、打ち出しが高くてスピンが少なめ。モデルが新しくなるにつれて、ヘッド速度が遅くても球が上がりやすくなっているし、ミスカバー力が高くなり、より安定してキャリーが伸ばせます」
2022年発売モデルから最新クラブを徹底試打!
2022年発売
アスリートが高打ち出し&低スピンに
■ステルス (TENSEI TM 50/5S)
■中古価格:1万7440円~3万5131円
■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:248.6ヤード
・初速:70.1m/s
・スピン量:2279rpm
・打ち出し角:12.9度
軽量のカーボンフェースを用いて、初速効率と設計自由度を上げた。「自分のヘッド速度で振ると球が上がりますが、落とすと球の高さやつかまりが足りないかも」(鈴木プロ・以下同)
2022年発売
つかまって上がるヘッドの特性
■ステルス HD (TENSEI TM 50/5S)
■中古価格:2万3260円~3万4181円
■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:247.7ヤード
・初速:70.2m/s
・スピン量:2667rpm
・打ち出し角:13.6度
ハイドロー(HD)仕様の“カーボンウッド”。「スタンダードモデルよりややフックフェースだしヘッドがターンしやすくて、気持ちのいい高いドローが出ました」
2023年発売
高打ち出しのストレートでキャリーがUP
■ステルス2(TENSEI TM 50/5S)
■中古価格:3万980円~3万1020円
◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:250.9ヤード
・初速:71m/s
・スピン量:2335rpm
・打ち出し角:12.8度
カーボンの使用量を増やした「ステルス」の2代目。「ヘッド後方のウェイトによる効果もあり、球が高くてストレートな弾道に。初代よりやさしくなりました」
2023年発売
右めに出してハイドローで戻して飛ばす
■ステルス2 HD(TENSEI TM 50/5S)
■中古価格:1万9380円~3万1980円
■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:245.6ヤード
・初速:70.6m/s
・スピン量:2699rpm
・打ち出し角:13.9度
ヒールにウェイトが入ったハイドローバイアス。「ターゲットよりやや右に打ち出して、ハイドローで戻すイメージ。初代より球が上がりやすくなっています」
2024年発売
ヘッド速度40~42m/sでもハイキャリー
■Qi10 (Diamana TM50/5S)
■中古価格:5万7980円~8万5980円
■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:251.9ヤード
・初速:71.4m/s
・スピン量:2316rpm
・打ち出し角:13.5度
オーソドックスながら安心感がある顔つき。「カーボンフェースでも打音が高めになった。速度を落としても球が楽に上がるし、ヒールヒットでもペラッとしない」
2024年発売
カーボンウッドの中で一番のソフトフィール
■Qi10 MAX(Diamana TM50/5S)
■中古価格:5万6240円~7万4980円
■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ
・総飛距離:245.2ヤード
・初速:70m/s
・スピン量:2748rpm
・打ち出し角:13.3度
MOIが10K(10,000g・㎠)を達成。「見た目が大きくてスイートエリアが広く、球がかなり高い。カーボンフェース6モデルの中で、打感が最もやわらかいです」
取材・文/新井田聡 写真/姉﨑 正、野村知也 撮影協力/GC成田ハイツリー、フライトスコープ ジャパン
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※各メーカー人気モデルの試打はまだまだ続く…ドライバーの他アイアン、フェアウェイウッドの試打&データの詳細は月刊ゴルフダイジェスト8月、Myゴルフダイジェストにて掲載中!
第1弾は
こちらから!
※2024年8月号「月刊ゴルフダイジェスト」付録より一部抜粋