直ドラや曲げ球はプロだけのテクニックじゃない! 打ち方のコツをつかめば、アベレージゴルファーのスコアメイクに役立つ武器になるんです。ということで、2024年8月6日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、球を曲げ倒すことが大好きな小島謙太郎プロが、やさしく打てちゃうココイチショットを教えています。みんなのゴルフダイジェストでは、第1回目として「直ドラ」を紹介!
画像: 日本アーティスティックゴルフ協会・副会長の小島謙太郎プロ

日本アーティスティックゴルフ協会・副会長の小島謙太郎プロ

こじま・けんたろう  

1988年生まれ。栃木県出身。すべてのショットを曲げ球で攻める日光の操り名人。トリックショッ
トの達人でもある。初心者にも直ドラや曲げ球のやさしい打ち方を教えるラウンドレッスンが好評。日光CC所属。

【左足上がりのフェアウェイ限定】ちょいダフリで勝手にナイスフェードに

画像: 「左足上がりなら直ドラのほうが3Wや5Wより簡単です」と小島プロ

「左足上がりなら直ドラのほうが3Wや5Wより簡単です」と小島プロ

左足上がりは3Wや5Wより“直ドラ”

小島 ココイチショットといえば、まずは直ドラです。左足上がりのフェアウェイなら、むしろ直ドラのほうがやさしいです。

GD そうなんですか!

小島 左足上がりで3Wや5Wを使うと、引っかけたり、右に逃がし過ぎたりして難しいんです。直ドラで大切なのは、ボールを打ちにいかないことです。

画像: 「直ドラは、ボールだけ打とうとすると、上からのダウンブローになって失敗します。発想を変えて、10センチ手前をダフらせるつもりで振ると、自然にヘッド軌道が緩やかになって、実際に手前から入ってもソールがちゃんと滑って問題なく打てるんです」(小島プロ)

「直ドラは、ボールだけ打とうとすると、上からのダウンブローになって失敗します。発想を変えて、10センチ手前をダフらせるつもりで振ると、自然にヘッド軌道が緩やかになって、実際に手前から入ってもソールがちゃんと滑って問題なく打てるんです」(小島プロ)

GD ボールを打たない?

小島 そうです。ラウンドレッスンで感じるんですが、ボールを打とうして、上から鋭角にヘッドを入れてしまうゴルファーが多いんです。『ダフってもいいですよ、手前ワンタッチでOKですよ』とアドバイスすると、ヘッド軌道が緩やかになって、直ドラが打ててしまいます。

GD 手前からザザッ~と打てばいいんですね?

小島 傾斜なりにアバウトに打てば、ケガが少ない“操りショット”になるんですよ。

直ドラが成功する条件①/ライ
完全に球が浮いているフェアウェイ

「直ドラが使えるのは、左足上がりのボールが浮いたフェアウェイ。写真Aの左のボールのように、ちょっとでも沈んでいたら使えません。球が浮いたセミラフも、ティーアップしたボールと同じ感覚で打てばOK」(小島プロ)

画像: 写真A/小島プロがいう直ドラができるライは右のボール。左のように少しでも沈んでいるとNGだ

写真A/小島プロがいう直ドラができるライは右のボール。左のように少しでも沈んでいるとNGだ

直ドラが成功する条件②/アドレス
ボールを左に置いて右足体重で構える

「アドレスのポイントは3つ。傾斜に沿って右足体重。傾斜に沿ってややアッパーに打つためボール位置は左。そして、引っかけが出ないようにスタンスとフェースを少し開きます」(小島プロ)

画像: 写真B/写真左のように右足体重に構え、写真右上のようにスタンスは少しオープンに、ボール位置は左かかと線上。そして写真右下のようにフェースはわずかに開く

写真B/写真左のように右足体重に構え、写真右上のようにスタンスは少しオープンに、ボール位置は左かかと線上。そして写真右下のようにフェースはわずかに開く

直ドラが成功する条件③/打ち方
頭を右に残したままスウィング

「左足上がりの傾斜に沿って、緩やかなヘッド軌道で打つには、頭のポジションが大切です。傾斜に沿ってやや右足体重で構えたら、フォローまで頭のポジションを右側に残したまま振ります」(小島プロ)

画像: 写真C/写真左のように頭を右に残すと傾斜に沿って振れるが、写真右のように左に突っ込むと“上から軌道”になってしまう

写真C/写真左のように頭を右に残すと傾斜に沿って振れるが、写真右のように左に突っ込むと“上から軌道”になってしまう

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/日光CC

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