月刊ゴルフダイジェストの名物企画「D-1グランプリ」。現行モデルのドライバーをプロやトップアマが試打して、No.1を決める企画だ。2024年8月21日に紹介した決勝トーナメント1回戦に続き2回戦(ベスト8)の模様をお届けしよう!

2回戦に進んだ8本と組み合わせを紹介

画像: 「欲しいクラブがみつかったぞ」と横田プロ

「欲しいクラブがみつかったぞ」と横田プロ

【Aブロック】同じブランドによる無情なる果たし合い
1位/タイトリスト GT2(261.3Y) VS 5位/タイトリスト GT3(259.5Y)

【Bブロック】キャリーがグングンと伸びたEZONE GT
8位/ヨネックス EZONE GT タイプS(262.4Y) VS 4位/テーラーメイド Qi10 LS(258.1Y)

【Cブロック】叩けた、当たった♦♦♦が限界突破 !
14位/キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE♦♦♦(257.1Y) VS 7位/ピン G430 MAX 10K(261.5Y)

【Dブロック】抜きつ抜かれつのハイレベルな攻防
11位/プロギア RS F(262.0Y) VS 2位/タイトリスト GT4(265.5Y)

※商品名の前にある「順位」は予選時、商品名の後ろにある飛距離は1回戦の結果

決勝トーナメントの試打者はこの3人

画像: 決勝トーナメントで試打するのはD-1グランプリでおなじみにこの3人!

決勝トーナメントで試打するのはD-1グランプリでおなじみにこの3人!

左:20年務めるD-1隊長/横田英治プロ
D-1に欠かせない“隊長”も、今年でオーラス!? HS50m/s

中:ピラティス効果で捻転力アップ/勝又優美プロ
ヒミツの特訓で、年々、飛距離を伸ばす。HS40m/s

右:再現性抜群/木部正己さん
「神奈川県ミッドアマ」「静岡県ミッドアマ」でV。HS47m/s

【2回戦】BEST8▶4
D-1隊長が即購入? 試打者がみんなEZONEにゾッコン!!

Aブロック

「タイトリスト GT2」VS「タイトリスト GT3」

画像: 「GT2、GT3どちらもスクエアなインパクト!」(木部)。画像左がGT2、画像右がGT3

「GT2、GT3どちらもスクエアなインパクト!」(木部)。画像左がGT2、画像右がGT3

同じブランドによる無情なる果たし合い

ベスト8の初っ端に『GT』シリーズ同士の相克。3人が推進力のあるキャリーを打った『GT2』に対して『GT3』は重い剛球が飛んだが、上り勾配に着弾したときはランが伸びず。滞空時間が長い『GT2』が勝利。

【飛距離】[勝]GT2/[負]GT3

▷勝又:214.3Y/210.7Y
▷木部:275.2Y/274.6Y
▷横田:292.6Y/296.1Y
平均:260.7Y/260.5Y

Bブロック

「ヨネックス EZONE GT タイプS」VS「テーラーメイドQi10 LS」

画像: 「ヨネックスは中低弾道で叩ける!」(木部)、「Qi10 LSはスピン量が少なめ!」(勝又)

「ヨネックスは中低弾道で叩ける!」(木部)、「Qi10 LSはスピン量が少なめ!」(勝又)

キャリーがグングンと伸びたEZONE GT

「球がつかまり過ぎず叩ける」(横田)という共通点がある2モデル。勝又プロと木部さんは出球が高めの『EZONE GT』が若干の差ではあるが飛んだ。互角の戦いにケリをつけたのは横田プロ。『EZONE GT』で記録を伸ばしてベスト4入りを決めた。

【飛距離】[勝]EZONE GT タイプS/[負]Qi10 LS

▷勝又:220.3Y/219.1Y
▷木部:282.5Y/281.3Y
▷横田:293.4Y/289.3Y
平均:265.4Y/263.2Y

Cブロック

「キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE♦♦♦」VS「ピンゴルフ G430 MAX 10K」

画像: 「♦♦♦はヘッドがビュンと走って飛ばせる!」(横田)、「G430 は“一発”より“安定感”が◎」(木部)

「♦♦♦はヘッドがビュンと走って飛ばせる!」(横田)、「G430 は“一発”より“安定感”が◎」(木部)

叩けた、当たった♦♦♦が限界突破!

3人がストレートな弾道を打った『G430 MAX10K』は「打点ミスの寛容性がかなり高いし、スピンが適正です」(勝又)という。しかし『♦♦♦』は、男子テスターの2人が中高弾道のドローを立て続けに放つ。叩いて飛ばせた『♦♦♦』が、今度は予選7位を食った。

【飛距離】[勝]♦♦♦/[負]G430

▷勝又:217.5Y/218.2Y
▷木部:275.3Y/271.4Y
▷横田:287.2Y/282.7Y
平均:260.0Y/257.4Y

Dブロック

「プロギア RS F」VS「タイトリスト GT4」

画像: 「シンプルな小顔でかっこいいGT4」(横田)、「クラブの重さを感じるRS F」(勝又)

「シンプルな小顔でかっこいいGT4」(横田)、「クラブの重さを感じるRS F」(勝又)

抜きつ抜かれつのハイレベルな攻防

木部さんは伯仲、勝又プロは中弾道&ランで『GT4』が優位に。横田プロが『GT4』でレーザービームのような馬力のある球を飛ばして一気に決着。トータルすると、微妙な差で『GT4』が辛勝した。

【飛距離】[勝]GT4/[負]RS F

▷勝又:219.2Y/211.2Y
▷木部:277.6Y/276.4Y
▷横田:291.7Y/289.1Y
平均:262.8Y/258.9Y

ヨネックスドライバーが“外ブラの雄”とバチバチのファイト

女子ツアーの最強姉妹こと “岩井ツインズ” が、色違いのヘッドを使って結果を残す『EZONE GT タイプS』。このドライバーで続けざまにビッグドライブを見せつけた横田プロは、ガチで購入を検討するほどのほれ込みようだ。

「バランスのいいヘッド形状と真っすぐ見えるフェースで、ターゲットへスクエアに構えやすいです。芯をとらえると、インパクト時のエネルギー効率が高くて初速が出るし、適正なスピン量で飛ぶ。しかも、この純正シャフト、クセがなくてタイミングが取りやすいんです。コレ、欲しいな〜」

相対する『Qi10 LS』も中弾道でマウントを奪いにいくが、ぶっ飛んだときとそうでないときにやや開きがあった。屈指の好カードは『EZONE GT』が競り勝ち、4強入りを果たした。

取材・文/新井田聡 イラスト/亀川秀樹 写真/有原裕晶、野村知也 
協力/GC成田ハイツリー、東名CC、フライトスコープジャパン

※2024年10月号 月刊ゴルフダイジェスト 「D-1グランプリ」から一部抜粋

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今回の2回戦で4強が確定した。Aブロックでは「タイトリスト GT2」、Bブロックでは「EZONE GT タイプS」、Cブロックでは「パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦」、Dブロックでは「タイトリスト GT4」という結果となった。唯一日本ブランドで勝ち残ったヨネックスは、決勝にコマを進めることができるのか……! この続きは月刊ゴルフダイジェスト10月号、またはMyゴルフダイジェストにてご確認ください!

D‐1グランプリ 準決勝~決勝はこちらから!

ここまでの2024年「D-1グランプリ」をおさらい!

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