ローリー・マキロイが3年連続6度目の年間王者に輝いたDPワールド(欧州)ツアー。星野陸也は同ツアーの年間ランキングで16位に入り、PGAツアー有資格者を除く9番目の順位となり、10人までに与えられる来季のPGAツアー出場権を獲得した。昨年フランスオープンで同ツアーに優勝し、米ツアー出場権を得た久常涼に続いた。
星野は最終戦のDPワールドツアー選手権で2アンダーの28位、先週までのランキングを13位から3つ落としたが、チャンスを手にした。
来季アメリカで戦えることが決まり現地でインタビューを受け、「ゴルフを始めたときに目指していた舞台で戦えるのが楽しみ。優勝できたらいいが、まずは次の1年につなげるシードを獲得したいです」と来年の目標を語った。
X(旧ツイッター)では星条旗の絵文字とともに"PGAツアーメンバー"カードの写真をアップし、ファンに”来季PGAツアー参戦”を報告した。
星野は、日本ツアーのフジサンケイクラシックで初優勝し、22年度のJGTO賞金ランク2位の資格でDPワールドツアーに参戦。今季は2月の「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で同ツアー初優勝。5月に「肺気胸」を患い一時帰国しながらも全米オープンから復帰し、米ツアーカード取得につなげた。
“アメリカの一番の楽しみは何か?”と聞かれ、「ゴルフが一番の楽しみ(笑)」と答えた星野。
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