日本と同様にイギリスでも今年の8月は35度以上の日が続くなど酷暑に見舞われていた。しかしゴルフ人口は増え続けているようだ。
画像: マスターズほどではないが、全英オープン(ロイヤル・バークデール開催)の高額チケットの売れ行きは順調だという

マスターズほどではないが、全英オープン(ロイヤル・バークデール開催)の高額チケットの売れ行きは順調だという

今年のイギリスは、ケントで最高気温が7月に35.8度を記録し、8月はイングランドで33.4度を記録している。

しかし、日本と違い気温は高くても湿度が低く乾燥していた。そのためもあってか8月はイングランドで記録的なゴルフコースの利用者数があったと英国のゴルフビジネス誌が伝えている。

イングランドでは、暫定だが初めて1カ月当たり160万件を超えるゴルファーのスコアがワールドハンディキャップシステム(WHS)に登録されたという。これは月間のスコア登録では過去最高で、今年の5月に記録した159万7000件を3000件以上上回った。昨年は年間で初めて累計1000万件を超えて1021万件の登録数を記録したが、今年はすでに8カ月間で900万件弱の登録件数があり最高記録になるのは確実だと報じている。

イングランドだけではなく、イギリス全体でいまはちょっとしたゴルフブームが到来しており、スポーツインサイツによれば今年上半期のゴルフ場でのラウンド数は昨年同時期と比較すると23%も増加しているという。4〜6月の第2四半期でいえば前年比で25%のアップとなった。

要因として考えられるのが、2020年のコロナ禍のロックダウン中、ヨーロッパではイギリスで最初にコースでのプレーが認められたことが挙げられる。外に出て体を動かしたい人がゴルフを始めたり、再開する人が増え続けたなどの推測もなされている。

そういえばライダーカップでは750ドルのチケットが高額すぎるなんて批判の声が出たが、来年の全英オープンでは2500ポンド(約50万円)を超えるプレミア・ワンデーチケットまで販売されている。これもイギリスでのゴルフブームの証しということか?

※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月14日号「バック9」より

イギリスのゴルフ

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