グリーンを狙うのが楽しくなる
フェアウェイウッドはドライバーと同じく基本的には4種類(番手によって異なる)、レスキューとアイアンは2種類。これが『Qi4D』シリーズの全ラインナップだ。ドライバーが注目を集めるのはある程度仕方がないが、フェアウェイウッドにも当然、自信を持っている。前出の茂貫氏は「フェアウェイウッドは変えてはいけない部分が多かった」と話す。
「プロからフェアウェイウッドに関してもたくさんフィードバックをいただきました。その中で多かったのが『あまり変えないでほしい』という声です。『Qi35』フェアウェイウッドである程度完成形として我々も自信を持っていて、それをプロの声が証明してくれたような感じですね。だからといって改善すべき点がまったくないわけではなかった。だからこそ、細かなところをアップデートさせたのが今作になります」

【進化①】
据わりの良さ
プロからのフィードバックを受け、大きな変化はさせなかったが、構えた時の据わりの良さを改良。アドレスでの違和感をなくし、スウィングに集中しやすくなった

【進化②】
“TOUR”はウェイトが豊富に
ドライバーと同じく“フィッタブル”を掲げるテーラーメイド。TOURはウェイトが3カ所搭載され、自分のスウィングに合わせて調節できるようになった
その変化は「“細かな進化”を打つと大いに感じます」と奥嶋プロも話ていた。
「一番印象的だったのは、構えたときの据わりの良さですね。もちろん、今までも良かったんですが、もう一段階進化していると感じました。ポンと置いたそのままの状態で振り上げられるのは、とても大きなことだと思いますね。構えやすいということは振りやすいとイコールなので、当然振り心地も良くなりますよ」

「球を拾ってくれるイメージが湧いてきます。実際に打つとイメージと同じですごく球が上がりやすいです。据わりの良さを最も感じます」
【コア FW】
・ラインナップ/#3、#5、#7、#3HL
【さらに据わりが良くなった】
前作からの流れは変えず、極力“変わっていない”ことにこだわった。その中でも据わりの良さや飛距離性能はアップデートされている
〈奥嶋メモ〉
「球の拾いやすさ抜群です」

「シャローなのでコアモデルよりもさらに拾いやすい印象です。構えた感じも少し大きくなって安心感が増してます」
【MAX FW】
・ラインナップ/#3、#5、#7
【顔も中身も安心感MAX】
コアモデルに比べるとやや大きいが、その分シャローな設計になっていて球を拾いやすいイメージが出しやすい
〈奥嶋メモ〉
「大きいけどシャローで楽に高さが出る」

「かなり小さいんですが、このサイズ感が好きな人は一定数いますね。それでいて見た目よりもやさしいのが嬉しい。飛距離も最も出ますね」
【TOUR FW】
・ラインナップ/#3、#5
【飛距離と操作性の二刀流!】
見た目はやや小さく感じるが打つとやさしいツアーモデル。4モデルで唯一フェースにチタンを使い、球の強さが大きなウリ
〈奥嶋メモ〉
「小さいけどロフトが見えやすく安心できる」

「最もヘッドが大きいですが嫌な大きさではありません。大きすぎるわけではないので、違和感なく構えられるし、軽量なので楽にスピードが出ます」
【MAX LITE FW】
・ラインナップ/#3、#5、#7
【とにかく球が上がりやすい】
見た目はMAXに近いが、それよりも球が上がりやすい設計。軽量モデルで力が落ちてきた人や女性ゴルファーが恩恵を受けやすい。
〈奥嶋メモ〉
「最も拾う感じが出しやすいです」
構えやすさの「コア」、振りやすさの「MAX LITE」
ウッド以外にもレスキューもラインナップ。それぞれ2機種ずつ展開されている。

「構えやすさは前作から踏襲されていますね。構えた瞬間『あ、球が上がりそう』と感じます。ソールの前側にウェイトがありますが、ここの重さがあることはスウィングにおいてすごく重要で、スピードが出る要因のひとつです」
【Qi4Dレスキュー】
・ラインナップ/#3、#4、#5、#6
【アイアンの流れで選びやすい】
構えた時の見た目がスッキリしたことでアイアンに近いシルエットになった。上がりやすさや直進性は変わらず高水準でキープしている
〈奥嶋メモ〉
「前のウェイトが効いています」
【Qi4Dレスキュー】
・ラインナップ/#4、#5、#6
【MAX LITEドライバーの延長で選べる】
ウッド類で唯一弾道調整機能が付いていない軽量モデル。ただ、シャフトとの相性がよく、クラブとしての性能に優れている。“このシャフト”だからこそ、最大限性能が発揮されると言ってもいい
〈奥嶋メモ〉
「勝手にヘッドが走ってくれる」

「スタンダードモデルをそのまま軽くした感じです。ヘッドにある程度の重さがあるので、ヘッドが“勝手に”走ってくれます。多少手打ちでもクラブがカバーしてくれるので、そういう方にもおすすめの一本ですね」
それぞれを試打した奥嶋プロは「やさしさ」をそれぞれに感じたという。地面から打って球が上がること、そして見た目の“拾ってくれそうな顔付き”といったクラブの外と中身からやさしさ要素がにじみ出ていた。
アイアンは2機種。“打感”が進化!
番手別最適化設計はもちろん、フェース内部にあらゆるテクノロジーを詰め込み、飛び系ながら心地よい打感も担保。「飛んで楽に上がる」2モデルだ。

【QiMAXアイアン】
・ロフト角(#7)/28度
〈奥嶋メモ〉
「クラブとしてのバランスが良い」
「球が楽に上がって飛距離が出ることはもちろんなんですが、全体的にクラブとしてのバランスがいいですね。とても完成度が高い。フェース長が長いのも安心感につながる要素です」

【Qi MAX LITEアイアン】
・ロフト角(#7)/31度
〈奥嶋メモ〉
「ソールの厚みと重みでクラブが走ってくれる」
「ソールの厚さがしっかりあるので多少のダフリはミスになりません。アマチュアにありがちな『ダウンスウィングでヘッドが落ちる』動きもヘッドが走りやすいのでカバーしてくれます」
ティーショットからセカンドまで幅広くカバーしてくれる「Qi4Dシリーズ」。
自分好みのモデルを本記事を参考に、また実際に試打をして、自身のウィークポイントを解決してくれる一本を探し出してみてはいかがだろうか。
写真/三木崇徳、有原裕晶
協力/THE REAL SWING GOLF STUDIO
※月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より





