レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。今回は「トップの基準」について解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本121】
画像: トップの位置の基準はこの2つ!

トップの位置の基準はこの2つ!

肩は45度回す意識でちょうどいい

画像: 肩は45度回す意識でちょうどいい

肩は45度回す意識でちょうどいい

GD スウィングの9つの基準から前回はグリップの脱力について説明していただきました。9つの基準のなかにはトップの基準も多くあります。そのなかのひとつが「肩の回転角度」です。

原田 これはね、トップでは体の回転が90度と思い込んでいる人が多いんです。自分で90度回そうと強く意識しすぎると、実際には130度近くまで回りすぎてしまい、土台である下半身が崩れてしまいます。いわゆるオーバースウィングや、シャフトがクロスしてしまう原因の多くは、この回しすぎにあるんです。両ひざの角度をしっかりとキープしたまま、下半身の粘りの中で回せる肩の範囲というのは、自分の感覚では45度程度で十分なんです。

GD 自分の感覚の45度が、実際には理想的な90度になっているということですね。

始動からトップまでひざを動かさないのがポイント

画像: 始動からトップまでひざを動かさないのがポイント

始動からトップまでひざを動かさないのがポイント

原田 そうです。クラブの重みや振る勢いが加わることで、45度のつもりでも結果として適正な90度の回転になります。

GD しっかりと体に覚えさせるにはどのような方法がありますか?

原田 トップの位置は下半身で作るという意識が大切です。ひざから下の粘りさえ失わなければ、肩は回りすぎることはありません。始動からトップまで右ひざが高さ、向きをキープすることができれば、トップを下半身で作ることができます。

GD ほかにも「トップの位置」をチェックする基準がありました。

「トップの位置」をチェック

画像: 「トップの位置」をチェック。右足のかかとと土踏まずの間から真上に上げた線上にグリップがくることが重要

「トップの位置」をチェック。右足のかかとと土踏まずの間から真上に上げた線上にグリップがくることが重要

原田 右足のかかとと土踏まずの間から真上に上げた線上にグリップがくることが重要です。多くのアマチュアはトップで手が背中側(奥)に入りすぎてしまう傾向がありますが、トップでグリップが背中側つまり後ろに外れてしまうということは、実はそれ以前の段階、ハーフスウィングのポジションですでにフェースが開いてしまっている証拠なんです。手先だけでクラブを上げてしまうと、軌道が後ろ(背中側)に外れてフェースも開いた状態でトップに到達してしまいます。

GD 後ろに外れるとフェースが開いてしまうので、真っすぐなボールは打てないと。

原田 その通りです。グリップが右足のかかとと土踏まずの間の真上という正しいポジションに収まれば、ダウンスウィングで間違った軌道をたどることなく、スクエアな状態で球をとらえることができます。ミート率が向上するだけでなく、ヘッドスピードの向上にもつながりますよね。これに関連して、もうひとつ基準がありますから、それも説明しましょう。

GD もうひとつですか?

右前腕と背骨を平行にする

画像: トップでの右前腕の角度の基準は「右前腕と背骨を平行」

トップでの右前腕の角度の基準は「右前腕と背骨を平行」

原田 それはね、トップでの右前腕の角度の基準です。「右前腕と背骨を平行にする」というものです。これはいわゆる「出前持ち」の形をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。直立した状態で手のひらを上に向けて出前持ちの形を作れば、前腕は背骨と平行(このときは垂直)になりますよね。その形のまま前傾姿勢を取れば、右前腕も背骨と同じ角度で傾くことになります。

GD 前傾した背骨の角度に右前腕の角度を合わせるわけですね。

原田 そうです。この右前腕と背骨の平行を保つことで、わきが適正に締まり理想的なトップの形が作れます。わきを無理に締めようと意識するのではなく、この角度を合わせることに集中すれば、自然と理想的なわきの締まり方が実現します。これは非常に重要なポイントです。トップの収まりが良くなる基準をチェックしながら練習すればミート率が向上し、スウィングが安定するようになります。

スウィングの基準

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