今季も他を寄せ付けない圧倒的な強さと安定感を示し、フェデックスカップポイントランキング1位でツアー選手権(アトランタ・イーストレイクGC)に乗り込んだスコッティ・シェフラー。彼の異常なまでの強さを裏付けるのが、ゴルフ史を塗り替えたデータだ。今季の彼の平均ストロークは「67.96」。これは、1983年にツアーが公式記録を取り始めて以降、あのタイガー・ウッズが年間9勝を挙げた全盛期(2000年:68.17)をも上回る史上最高記録である。今季は19試合に出場してトップ10入りが実に12回、トップ25入りは18回。予選落ちはわずか1回のみという異次元の安定感でツアーを支配した。多くの選手が好不調の波に苦しみ、時には成績を大きく落とすのがゴルフというスポーツの常である。しかし、なぜ彼だけが常にリーダーボードの上位に留まり続け、勝ち続けることができるのか。開幕前の公式会見で本人が語った言葉からは、その圧倒的な成績の根底にある、ストイックすぎる「プロ意識」と「勝負への美学」が浮かび上がってくる。



