最初にメタルを使ったのはジャンボだった!【後編】
カーボンにはジャンボが望む
細かな選択肢があった
メタルの開発は、単にヘッドの素材形状の問題ではなく、シャフト開発と連動して行われていた。
これもジャンボ自身が「より飛ばす武器」としてメタルとカーボンシャフトとの相性を認めたからに他ならない。
それまでは、シャフトはスチールが主流。その区分は硬度においてXX、X、S、SR、R、Lくらいなもので、シャフトを先詰めすればキックポイントが下がり、グリップ側を詰めれば手元調子になるといった程度の変化だった。ところがカーボンだと、もっと細かな部分までのリクエストが利いた。メタルという、パーシモンより球離れの早いヘッドを操るためには、より繊細なフィー...