飛んで止まる!究極のボールに、今再び急接近②タイガーの全米オープン圧勝で“ウレタンソリッド”が加速する
歴史を変えることとなったレイグランデWF432。糸巻きボールに比べたら、まだまだスピン性能に劣っていたが、その圧倒的な飛距離にプロの考え方も変わっていった。しかし、次にやってきたのがWF432の飛距離を維持しながらも、スピン性能をアップするという難題だった。
GD スピン問題といったら、ウェッジの「角溝」がありましたが、ボール開発にも影響はあったのですか?
宮川 角溝時代のボールは、「カチカチで飛ばすだけ飛ばして、グリーンまわりは溝でスピンをかけよう」。流行じゃないですけど、そういうプレースタイルもあったので、我々もわざわざやわらかいカバーをつけずに、硬めのカバーで攻めた時代も、正直あり...