狙ったところへ打ち出せるから
スコアメイクの武器になる!
今回、試打を担当した勝又崇之プロは各ヘッドを次のように評価する。
「『Qi10 MAX』はヘッドが大きくてシャローなので、レスキューというよりショートウッドのような顔。つかまりもよく、球も楽に上がります。何よりも寛容性が高いのでミスヒットに強くてやさしい。高弾道の真っすぐな球でグリーンを狙えます」(勝又プロ)
「スタンダードの『Qi10』も球が高いのですが、フェースの弾き感が強く、『MAX』よりもスピンがやや少なめ。つかまりもよく、強い球で距離が出ます。程よく操作性もあるので、球を上げたり、曲げたりもできます」(勝又プロ)
「『Qi10 TOUR』はコンパクトなヘッドサイズでアイアンのようなイメージ。ラフなどからの抜けもよさそうです。唯一、フェースが鍛造マレージング鋼で打感もいい。高さの打ち分けやスピンコントロールもできる高い操作性を持っています。レスキューというと〝お助け〞クラブのイメージがありますが、助けるどころか〝狙える〞クラブに仕上がっていますね」(勝又プロ)
計測は、テーラーメイド「TP5 PROTO」、弾道測定器「Golf Swing Better Prizm Pro」を使用
Qi10 MAX レスキュー
「ヘッドが大きくシャローなので、構えただけで球が上がりそうな雰囲気がある。『Qi10 MAXドライバー』の流れを感じる寛容性の高さ。下っ面に当たっても球が上がるし曲がらない。スクエアなフェースでかぶっていないのにつかまりもいい。とにかく球が高く、しっかりとスピンも入るのでターゲットにキャリーで狙えます」(勝又プロ)
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Qi10 レスキュー
「これまでのテーラーメイドのレスキューの流れをくんだミッドサイズのヘッド。『MAX』より弾き感があり、前作『ステルス2』よりやさしい。球が上がるがスピンが若干少なめなので距離が出ます。ミスに強くフェースの上めに当たっても飛距離が落ちません。上げたり、曲げたり、高さを抑えたり操作性も高いです」(勝又プロ)
Qi10 TOUR レスキュー
「コンパクトなヘッド形状でフェースの高さもあるのでアイアンっぽい。操作性も高くロフト調整機能も付いているのでプロや上級者が満足するクラブに仕上がっている。ただし浅重心でヘッドが潜る感覚があるのでパワーがないと厳しいかも。球が強く、他の2本に比べて弾道は低く抑えられる。小ぶりなのでラフからの抜けもよく、いろいろ使えて実戦向きです」(勝又プロ)
PHOTO/Tomoya Nomura、Akira Kato THANKS/GOLF PLACE