ロフト角9度を試打

癸生川プロの印象は。「弾道は9度のほうが明らかに強く見える。トウに当たっても曲がり幅が少なく、感じる」というもの。

<トラックマン4のデータ>
クラブスピード● 45.6m/s
ボール初速● 67.2m/s
打ち出し角● 13.2度
スピン量● 2116rpm
降下角● 34.2度
キャリー● 251.1Y
飛距離● 278.3Y
打ち出し方向●3.2度右
スピンアクシス● 5.7度左
SIDE● 5.2Y右
<GCクワッドの打点位置>
H打点(横方向のズレ)● 19mmトウ
V打点(縦方向のズレ)● 5mm高

画像: 『Qi10』9.0度のトウ打点の試打データ。上がトラックマン4、下がGCクワッド

『Qi10』9.0度のトウ打点の試打データ。上がトラックマン4、下がGCクワッド

データ分析を基にした小島プロのクラブ特性の解説を聞いていこう。

「9度で19ミリトウで当たっているけれど、それでも曲がり幅は右に3.2ヤードと少ないし、初速も67.2m/sですから落ち具合も少ないので、そこの許容性は持ちつつのノーマルモデルなのかなと思いますね」と、『Qi10 MAX』を意識した発言も飛び出した。

慣性モーメント値10000g・㎠(10K)の『MAX』の寛容性の高さ(やさしさ)は、その分、操作性の低さを感じる層はいるだろう。その点、『Qi10』 は、寛容性を持ちながら、操作性の自由度も兼ね備えるというモデルであるということなのだ。

その『Qi10』の試打後の癸生川プロの感想は、「いい意味で、“自分でなんとかするヘッド”ですよね。それが出来るプレーヤーが選んで欲しいクラブかなと思う。オーソドックスでシンプルなクラブでした」。

小島プロは、「9度を使うプレーヤーはある程度ヘッドスピードが出せて、ボールをしっかり上げられるプレーヤーじゃないとなかなか選択しにくいかなと思います。クラブにある程度助けられながらも、“自分で”上手くなっていく向上心を持つプレーヤーなんかは凄くオーソドックスでノーマルなモデルなので、選択しやすいかなと思いますね」。

画像: やや強いアゲンストのなか、試打をする癸生川プロ

やや強いアゲンストのなか、試打をする癸生川プロ

なお、みんなのゴルフダイジェストのYouTube「みんゴル試打班『ガチギアトラック』」では、この後、アマチュアゴルファーの平均的ヘッドスピードの40m/s前後で試打を行い、このテーラーメイド『Qi10 』ドライバーが、どのようなタイプのゴルファーに向いているかを検証しているので、ぜひ動画を確認してクラブ選びの参考にしてほしい。

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