月刊ゴルフダイジェストの名物企画「D-1グランプリ」。現行モデルのドライバーをプロやトップアマが試打して、No.1を決める企画だ。2024年8月21日に決勝トーナメント1回戦、8月23日に2回戦(ベスト8)の模様をお届けしたが、いよいよ準決勝、決勝の結果を発表します!

準決勝に進んだ4本と組み合わせを紹介

【準決勝 第1試合】日米の誇りをかけた対決
1位/タイトリスト GT2(260.7Y) VS 8位/ヨネックス EZONE GT タイプS(265.4Y)

【準決勝 第2試合】アスリートモデル対決
14位/キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦(260.0Y) VS 2位/タイトリスト GT4(262.8Y)

※商品名の前にある「順位」は予選時、商品名の後ろにある飛距離は2回戦の結果

画像: 左からタイトリスト「GT2」、ヨネックス「EZONE GT タイプS」、キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦」、タイトリスト「GT4」

左からタイトリスト「GT2」、ヨネックス「EZONE GT タイプS」、キャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦」、タイトリスト「GT4」

決勝トーナメントの試打者はこの3人

画像: 決勝トーナメントで試打するのはD-1グランプリでおなじみにこの3人!

決勝トーナメントで試打するのはD-1グランプリでおなじみにこの3人!

左:20年務めるD-1隊長/横田英治プロ
D-1に欠かせない“隊長”も、今年でオーラス!? HS50m/s

中:ピラティス効果で捻転力アップ/勝又優美プロ
ヒミツの特訓で、年々、飛距離を伸ばす。HS40m/s

右:再現性抜群/木部正己さん
「神奈川県ミッドアマ」「静岡県ミッドアマ」でV。HS47m/s

【セミファイナル】ベスト4▶決勝
おいおい、GTの勢いが止まらんぞ~

【準決勝 第1試合】

「タイトリスト GT2」 VS 「ヨネックス EZONE GT タイプS」

画像: 「GT2は打感がソフトなのもイイね」(横田)、「EZONE GT タイプSは心地よく弾く手応えです」(勝又)

「GT2は打感がソフトなのもイイね」(横田)、「EZONE GT タイプSは心地よく弾く手応えです」(勝又)

拮抗した好勝負も『GT2』に軍配

トップバッターの勝又プロは持ち球のドローを飛ばすが、中弾道の『EZONE』に対して『GT2』は高めの強い球で、後者に分があった。一方で横田プロは『EZONE』でビッグキャリーをかましてやや優勢に。木部さんのデータを合わせた結果『GT2』がファイナルの切符をつかんだ。

【飛距離】[勝]GT2/[負]EZONE GT タイプS

▷勝又:221.4Y/218.7Y
▷木部:283.5Y/281.6Y
▷横田:304.1Y/305.1Y
▷平均:269.7Y/268.5Y

ベスト4に残った唯一の国内ブランド『EZONE GT タイプS』は、あと一歩、及ばず
横田プロが「今大会の台風の目」と目をつけた「EZONE」。アスリートも好むスクエアな顔、打ち下ろしでの低スピン弾道と飛ぶ要素はあったが、夏場の芝でランがやや抑えられたことが不利になったかも!?

【準決勝 第2試合】

「キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦」 VS 「タイトリスト GT4」

画像: 「♦♦♦は締まった打感で球が前に行く」(木部)、「GT4は思いのほかが弾きが強い」(横田)

「♦♦♦は締まった打感で球が前に行く」(木部)、「GT4は思いのほかが弾きが強い」(横田)

小ぶりヘッドによる飛ばしの応酬

450㏄の『♦♦♦』と430㏄の『GT4』という、小顔ドライバーのぶつかり合い。木部さんは『♦♦♦』をキモチよく振り抜いて、持ち前の高い弾道を飛ばす。しかし『GT4』で一閃した横田プロは、必殺のドローを連打して大逆転。ギリギリの勝利で最終決戦へコマを進めた。

【飛距離】[勝]GT4/[負]♦♦♦

▷勝又:221.3Y/219.5Y
▷木部:283.6Y/281.3Y
▷横田:294.5Y/293.2Y
▷平均:266.5Y/264.7Y

『パラダイム Ai SMOKE ♦♦♦』はダークホースから優勝候補へ急上昇も
予選は14位だった『♦♦♦』だが、引き締まった顔や球が左に行かないこと、安定した飛びなどで評価がうなぎ上りに。しかし『GT4』の“一発”の前に涙を飲んだ。

【ファイナル】タイトリストが悲願のD-1優勝!
0.4Yの僅差で「GT2」が同門対決に勝利

「タイトリスト GT2」 VS 「タイトリスト GT4」

画像: 糸を引いたドローが打ちやすい『GT2』と高弾道で“左”にいかない『GT4』

糸を引いたドローが打ちやすい『GT2』と高弾道で“左”にいかない『GT4』

“強いキャリー”でコンスタントに飛ぶ『GT2』
「高さが出るし、程よくつかまって球が強い」(勝又)と、球威のあるドローを連発。3人とも放物線状の飛びざまで、安定してキャリーを伸ばした。

パンチ力があるフラットな弾道の『GT4』
横田プロが「スピンが少ないし、球がつかまり過ぎない」とぶっ叩いて“今日イチ”の飛びをマーク。一方で、勝又プロにとっては少しハードだった。

【飛距離】[勝]GT2/[負]GT4

▷勝又:222.7Y/220.3Y
▷木部:285.4Y/286.2Y
▷横田:307.1Y/307.5Y
▷平均:271.7Y/271.3Y

同門による名勝負は『GT2』が制する

ファイナルの時点で、タイトリストのD-1初タイトルが確定。それは同時に、禁断の兄弟バトルを意味する。高弾道&適正スピンの『GT2』と中弾道&低スピンの『GT4』によるデッドヒートだ。

「『GT2』はヘッド速度が違う3人がおしなべてキャリーを伸ばしました。対して『GT4』は、アスリートが“最大飛距離”を出せるポテンシャルがある。最終的には『GT2』が、紙一重の差で上回りD-1王者になりました」(横田)

画像: 優勝クラブであるタイトリスト『GT2』をNo.1ポーズで讃える試打者3人

優勝クラブであるタイトリスト『GT2』をNo.1ポーズで讃える試打者3人

取材・文/新井田聡 イラスト/亀川秀樹 写真/有原裕晶、野村知也 
協力/GC成田ハイツリー、東名CC、フライトスコープジャパン

※2024年10月号 月刊ゴルフダイジェスト 「D-1グランプリ」から一部抜粋

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2024年10月号の「月刊ゴルフダイジェスト」では、優勝したタイトリスト『GT2』、惜しくも2位だった『GT4』のクラブ分析をしている。その分析結果は「月刊ゴルフダイジェスト」10月号、またはMyゴルフダイジェストにてご確認ください!

ここまでの2024年「D-1グランプリ」をおさらい!

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