「いろいろなことに取り組んだり財団のイベントに参加したり、リラックスしたり。11月末にパパになるのも楽しみだ」と今季のオフの予定を明かしたトーマス。
最終戦のツアー選手権にポイントランク30位で滑り込み出場して14位タイに入り、71位とギリギリでプレーオフシリーズ進出を逃した昨年のリベンジを果たした。2シーズン連続で優勝はなかった。
世界ランクは年頭の20位台から29位までランクダウン。それでも来季すべての主要イベントの出場権を獲得し、「マウイ島(開幕戦のザ・セントリー)に向けて準備できることに興奮している」と、来るべきシーズンに22年の全米プロ以来となるツアー16勝目を目指す。
アメリカ対インターナショナルのプレジデンツカップの出場は逃した。昨年のライダーカップではポイントランク上位だったキーガン・ブラッドリーを抑えキャプテンピックで逆転出場を果たしたが、今回は逆にブラッドリーが入り、トーマスの出番はなかった。
これまでチーム戦は17年のプレジデンツカップに始まり昨年のライダーカップまで6大会連続出場。前者は10勝3敗2分、後者は7勝4敗2分の好成績を収めていることから、マッチプレー巧者であるトーマスをチームから外すのは「苦しい決断だった」とキャプテンのジム・フューリックも語っている。
「カナダ(ロイヤルモントリオールGC)でチームに合流できないのは残念ですが、完全に理解しています。ジムは素晴らしいチームを作りました。僕が先頭に立って応援し、見守ります」とインスタグラムに綴ったトーマス。
チーム戦がキャリアでもっとも楽しい時間の1つだったことを認め「二度と落選しないように努力します」と前を向いた。
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号「バック9」より