タイガー・ウッズが着用するテーラーメイドのアパレルライン“サンデーレッド"を巡って商標紛争が起きている。
画像: 右が“サンデーレッド”、左が“タイガーエア”。似ていると言われれば……。ん~~

右が“サンデーレッド”、左が“タイガーエア”。似ていると言われれば……。ん~~

ナイキとの27年にわたる契約を終了し、今年から“サンデーレッド"のウェアを着ているタイガーは、5月にテレビ番組「トゥデーショー」に出演し、トラが飛び跳ねるようなデザインのロゴについてこう語っている。

「このロゴは私がメジャーで勝った数と同じ15本の線で描かれています。私の目標はこのロゴを
"台無し"にすること」と、将来メジャーで勝利数を増やしたい意向を示した。

現在このロゴの商標登録を申請中だが、思わぬ横やりが入った。

ルイジアナ州に拠点を置く冷却装備製造会社タイガーエアが、同社のブランドデザインを「違法に使用した」と主張。米国特許商標庁に、サンデーレッドの商標登録に関する異議申し立てを行ったのだ。

書類では「テーラーメイドおよびタイガー・ウッズの行為は長年保護されてきた我が社のブランド、アイデンティティを露骨に無視しており、知的財産権の侵害に当たる。さらに消費者の混乱を招いている」としている。

それを受けサンデーレッドの弁護士は、「我々はタイガーエアの商標権を侵害しておらず、消費者を混乱させる可能性はない」と弁論書で訴え、「脅迫による法外な金額の要求は、成功しているブランドから不正な金銭的利益を引き出すための申し立てである」と全面対決の姿勢。

タイガーエアのウェブサイトによると、創業は2020年。アメリカンフットボールのヘルメット内に冷却ファンを組み込む製品を製造しており、ファン付きの関連商品は作業着やゴルフウェアにも拡大しているようだ。

どちらの申し立ても裁判所での手続きが続いているが、現時点でサンデーレッドの製造販売を差し止める命令は下されていない。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月22日号「バック9」より

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