いよいよ開幕が迫ったマスターズ。リセールチケットにちょっとした異変が起こっている。ブローカーが販売するチケットの価格が、水曜日のほうが最終日より高額になっているのだ。
画像: 昨年の水曜日

昨年の水曜日

4月2日時点で、ネット上で「チケットマスター」が販売する1週間の最低価格は、以下の通り。月1733ドル、火2158ドル、水2965ドル、木2686ドル、金2592ドル、土2426ドル、日2326ドル。

水曜日をピークに日を追うごとに下がっている。なぜこんなことが起こるのか? 

理由の一つがタイガー・ウッズ。タイガーはアキレス腱の負傷のため、試合には出場しないことになった。カリスマ選手がいないことから、せめて予選カット前で出場する選手の全員が見られる木曜、金曜、そしてパー3コンテストがある水曜日に人気が集中しているのではないか。

もしくはテレビ放映が1時間延びるうえ、ネットでの映像や情報が充実していることから、土日は自宅にいたほうが試合展開を追えると思うファンが増えているという見方も現地メディアではあるようだ。

もう一つ、ファンが練習日に会場入りする理由がある。マスターズのロゴ入りのアパレルなど人気商品は、最終日には売り切れなんてことが結構あるのだ。Forbesによれば、2022年の実績でも1週間で
100億円を超える商品の売り上げは、マスターズ委員会にとって、最大の収入源(売り上げの45%)だ。

かつては試合の4日間はバッジホルダーと呼ばれるパトロンだけが観戦できたが、毎年、同じパトロンばかりが観戦するのでは商品が売れない。そのために抽選でチケットを販売するようになったという噂もある。

マスターズ委員会が公式に販売するチケット価格は練習日が1日100ドルで、試合の4日間は1日当たり140ドル。約200分の1の確率と言われる抽選で、運が良ければ正規の金額でチケットを購入することができる(一応、チケットの売買は禁止されている)。

来年のチケットは6月1日〜20日までマスターズのサイトで申し込める。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年4月22日号「バック9」より

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