ベスト16を決めるのは“試打のプロ”たち!
◇元祖・人間試打マシーン
マーク金井氏(HS40~41m/s)

データ計測:「フライトスコープ」/ボール:「ツアーB X」
「浅重心のヘッドが振りやすい」
「僕は軽量モデルのデータがいいけれど、ただ軽いのではなくバランスがいいことが飛ぶ条件に。今どきのドライバーは、大MOIで重心を深くしつつ高くしない、というコンセプトで作られていますね」

◇試打職人クラブフィッター
小倉勇人氏(HS42~43m/s)

データ計測:「MEVO+」/ボール:「レンジボール」
「ダークホースを見つけた! 」
「トップ3のプロギアやヨネックスは純正シャフトの出来の良さが際立ち、クラブの完成度が高いです。今や大きいヘッドはいろいろなモデルがあるので、大きめヘッドが苦手な人は下記の5本を試してみては」

◇試打達人プロコーチ
堀口宜篤氏(HS46~47m/s)

データ計測:「GCクワッド」/ボール:「プロV1」
「ドライバーも多様化してます」
「スライサーならつかまり系、スピンが多い人はロースピン系など、その人のスウィングに合うクラブ選びが大事です。今はヘッドやシャフトのバリエーションが増えているので、いろいろな人が飛ばせるはずです」

試打のプロ3人が注目する5つのクラブ! ※各モデル5球打ち、ベスト3球の平均値
▼マーク金井氏がおすすめ「このモデルに注目! 」

左から:G440 LST/ELYTE MAXFAST/Qi35 LS/DS-ADAPT MAX-D/ZXi TR
G440 LST 「バランスが良い。打つ前の予想通り、230Y飛んだでしょ(笑)」
ELYTE MAX FAST 「ただ軽いだけじゃなく、このバランスポイントが振りやすいね」
Qi35 LS 「伝統的な“テーラー顔” です。顔は振りやすさに影響するもの」
DS-ADAPT MAX-D 「FPが小さくて構えやすい。球のつかまりが良くて振りやすい」
ZXi TR 「数ある“オリジナルベンタス” の中で、このシャフトが一番! 」
▼小倉勇人氏がおすすめ「このモデルに注目! 」

左から:ZXi TR/ELYTE ◆◆◆/RS F/EZONE GT MAX/MAXIMA Ⅲ TYPE V
ZXi TR 「操作性が抜群で、球をつかまえる・逃がす、いろいろできる」
ELYTE ◆◆◆ 「打点がブレても補正はしてくれるけれど、逆球にはなりません」
RS F 「“カチャカチャ” の構造の工夫で、ヒール寄りの打点でも弾く」
EZONE GT MAX 「とても完成度が高くて、バランスがいい純正シャフトです」
MAXIMA Ⅲ TYPE V 「軟らかめの打感でも球が前に飛ぶという、独特の気持ちよさ」
▼堀口宜篤氏がおすすめ「このモデルに注目! 」

左から:DS-ADAPT LS/ELYTE MAX FAST/Qi35/RS/GT2
DS-ADAPT LS 「ボールが吸い付いてから離れる初速感がある。スピンが少ない」
ELYTE MAX FAST 「クラブ全体のバランスがとても良くて、ワッグルしてて心地いい」
Qi35 「前側を重いウェイトにすると、スピンが減りHSが上がるんです」
RS 「吸い付くようなフィーリングが心地いいし、スピンが少ない感触」
GT2 「今までのタイトリストの中では初速が一番出てるし、安定感も抜群」
ベスト16が決定! プロギア「RS F」が首位突破

※小数点第2位は切り捨て
惜しくも決勝トーナメントには進めなかったものの、3人の平均値であと2Y飛べばベスト16に入れるモデルが並ぶほど、熾烈な順位争いが繰り広げられた。
17位 | EZONE GT MAX | 240.5Y |
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18位 | Qi35 MAX LITE | 240.2Y |
19位 | DS-ADAPT MAX-K | 239.8Y |
20位 | GT3 | 239.6Y |
21位 | ZXi MAX | 239.4Y |
22位 | DS-ADAPT X | 239.0Y |
取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶、大澤進二
協力/アナライズゴルフスタジオ、ユニオンゴルフ、パフォーマンスゴルフスタジオ、東名カントリークラブ
※月刊ゴルフダイジェスト8月号「ぶっ飛びドライバーはこれだ! D-1グランプリ2025 」より
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今年で29回目を迎えた「D-1グランプリ」。39モデルの中から予選を勝ち抜いたクラブは一体どのモデルなのか⁉ 後編では場所を東名カントリークラブで行い、弾道計測器「トラックマン」、ボールはタイトリスト「ProV1」を使用し、横田英治プロ、森瑞那プロ、競技アマの宝地戸展幸さんが試打。続きはMyゴルフダイジェスト、月刊ゴルフダイジェスト8月号で!
「D-1グランプリ」2024年大会の様子を振り返る
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