【奇跡のパター”アンサー”ストーリー vol.1】あるときパット下手のエンジニアが閃いた
誰もが一度は打ったことがある「ピン型」パター。それまであったパターが、ウッドもしくはアイアンの形状を踏襲していたのに対して、まったく異なる形を提案したのがPINGの創業者、カーステン・ソルハイムだった。
従来のパターは、ショット用のクラブを改良したものがほとんど。「パット専用のクラブ」として開発された”アンサー”、その後ゴルフ史に名を刻むことになる。
1958年、当時GE(ゼネラル・エレクトリック)社のエンジニアだったカーステンは、ハンディ5のシングルプレーヤーだった。しかし彼も多くのアマチュアと同じでパットに悩んでいた。ひょっとしたらグリップをしっかり握っていないのでは、と考えて強く握...