フェアウェイウッドも史上最大の慣性モーメント
今回、試打を担当した勝又崇之プロは「試打したのは5Wなのですが、一般的な3Wよりもヘッドが大きく感じます。3モデルラインナップされていますが、どれもドライバーの特徴を受け継いでいました。
『Qi10 MAX』はとにかく大きい。シャローバックで構えやすく据わりも抜群。ドライバー同様、フェース上部に施された白いラインでアライメントが取りやすく、構えただけで球を拾ってくれるイメージが湧きます。つかまりもよく、真っすぐ飛びますが、ドローバイアスというわけではないので、より多くの人が使えるやさしいモデルです。
スタンダードの『Qi10』はローリー・マキロイやコリン・モリカワらがすでに使用しています。楽にボールが上げられ、高弾道で前に飛ぶ強い球が出ます。『MAX』よりやや小さく、フェアウェイからだけでなく、ティーショットやラフからでも使えるので、いろいろやりたい人にオススメです。
『Qi10 TOUR』は唯一のチタンヘッド。気持ちのいい弾き感で5Wなのに3W並みの飛距離性能です。そして『ステルス2 PLUS』より明らかに球が上がりやすく、やさしくなりました。ウェイトを後ろにするとさらに球が上がりやすくスピンも増え、逆に前にするとヘッドが軽く感じて振りやす
くなり、飛距離が伸びます。スライディングウェイトのポジションに加え、±2度のロフト調整機能・±4度のライ角調整機能と組み合わせれば、打ち出し角とスピン量をさらにアジャストできるので、より自分好みの弾道にチューンできるでしょう。シャフトもほかの2モデルよりしっかりしています。
『Qi10』シリーズのフェアウェイウッドはやさしさと飛距離性能を併せ持っているので、フェアウェイウッドを苦手にしている人から、自分のイメージ通りの弾道で狙いたい上級者まで、多くのゴルファーの力になってくれるはずです」と話す。
計測は、テーラーメイド「TP5 PROTO」、弾道測定器「Golf Swing Better Prizm Pro」を使用
Qi10 TOUR フェアウェイウッド
「ソールには前作『ステルス2プラス』から採用されている50グラムのスライディングウェイトを装備。ウェイトを後ろにすると深重心になり球が上がりやすくスピンも増え、前にすると浅重心になり強い弾道で飛距離が伸びます。ロフト調整機能と組み合わせれば、自分に最適な弾道にすることができます」
好みの弾道に調整できる
ロフト角/#3 (15度), #5 (18度) [試打スペック] #5・Diamana Silver TM50 (S) #5 / 175cc
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Qi10 フェアウェイウッド
「やさしさ、球の上がりやすさ、飛距離、直進性のすべてを併せ持ち、総合力が高いウッドです。フ
ェアウェイからだけでなく、ティーショットやラフからでも使えるので、いろいろやりたい人にオススメです。ロフトバリエーションも多いので、ドライバーは「Qi10 MAX」、フェアウェイウッドは「Qi10」の組み合わせにしても使いやすいと思います。」
すでにマキロイらが使用
ロフト角/#3 (15度), #3HL (16.5度), #5 (18度) , #7 (21度) , #9 (24度)
[試打スペック] #5・Diamana Blue TM50 (S) #5 / 175cc
Qi10 MAX フェアウェイウッド
「『Qi10 MAX』ドライバーの流れをくむ大きなヘッド。シャローバックで構えやすく据わりも抜群。打つと簡単に球が上がってくれる。フェースの下っ面に当たってもボールが上がります。大慣性モーメントを極めるとこの形状になるのでしょう。本当にブレないのでシャフト次第ではプロでも使えるでしょう」
安心感のあるヘッド形状
ロフト角/#3 (16度), #5 (19度) , #7 (22度)
[試打スペック] #5・Diamana Blue TM50 (S) #5 / 180cc