レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。今回は「スタンスのチェックポイント」を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本㉒】

右つま先の向きを直角にすると右軸がしっかりできる

画像: 大谷翔平もプレートにつま先をほぼ直角に足を掛けてからモーションに入っている(PHOTO/Getty Images)

大谷翔平もプレートにつま先をほぼ直角に足を掛けてからモーションに入っている(PHOTO/Getty Images)

GD 他のスポーツを見ても、例えば野球のピッチャーもマウンドの投球プレートに対して右つま先を開いて投球動作に入る選手は見かけません。やっぱりほぼ直角に足を掛けてからモーションを起こします。あの大谷翔平選手もそうですよね。

原田 野球の投手もゴルフスウィングも右軸をしっかり作ることが大切ですから、共通点はあると思いますよ。では、今度は左足つま先をやや開くことの意味を説明します。左へ振っていくときに体が回りやすくするためです。左足つま先を直角にしておくと、体の回転が止まりやすいんです。もちろん、人それぞれで体の柔軟性というものが違い、左つま先を直角にしておいてもスムーズに体が回る人もいなくはないですが、基本はやや開くのが正しいです。

GD やや開くというのは、大体30度くらいでしたね。スタンスを取ってから左つま先を少し左に向けてと……。確かに体が回りやすい気がします。で、試しにターゲットラインに直角にして振ってみると、ああ、やはり体の回転が止まってしまいますね。体重もちょっと右足に残っています。

原田 そうでしょう。感覚として理解できれば、身につくのも早いです。では、次回はアドレスの8つのポイントの3つ目、姿勢の説明に入りましょう。

●原田伝一( 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

撮影協力/都留グリーンゴルフ

スタンスを含む8つのアドレスのチェックポイント

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