世界のトッププロをウォッチ!

竹原佳吾(早稲田大学4年)
本大会の舞台、横浜CCは今年7月の日本アマチュア選手権の舞台であり、また、9月下旬には松山英樹の「アマチュアにも世界を体感してほしい」という思いから、大会に出場できるアマチュアを1人選ぶ予選会も開催された。
そのどちらの試合にも出場し、また父が同コースのメンバーでもあり、コースを良く知る学生アマ、竹原佳吾が初日をウォッチ!
コースについて、「アウトで伸ばしてインで耐える感じです。僕も予選会ではアウトで4アンダー出たのに、インは4オーバー打ってしまいました」。
「ザンダー・シャウフェレ選手はめっちゃいい人っぽい。スウィングのテンポ感も好きです」

優勝会見での一枚
見たい選手を聞くと、「松山英樹選手とザンダー・シャウフェレ選手、あとはポトギーター選手です」との答え。
さて、この日は公式発表で北の風6.3mの強風。1番パー4。今回メディアとして観戦する竹原は、ロープ側での観戦に緊張気味。最初は松山、C・モリカワ、C・ゴッタラップ組に付く。
「コリン選手はZOZOで見て、いいフェードを打つし、セカンドショットが上手いと思いました。松山さんはマスターズに勝っているし、すでにレジェンドです。話したことはないんです。予選会の表彰式でお会いし、思ったより縦も横も大きいのですごいなと。ゴッタラップ選手はマキロイ選手を倒しましたよね。この人もめっちゃ飛びます」
「こんなに人に囲まれて打ったことないです」

ラフに行ってしまうと当然ギャラリーにも近づく。「こんなに人に囲まれて打ったことはないです。僕だったら緊張します。それにしても松山さんは桁違いにギャラリーがいますね」
フォローの風の中、PGA選手のボールを見ての第一声は「球が重いですね。吹き上がってないです」。日本アマでは、観客用のテントがなく、ティーインググラウンドはもっと後ろで距離は長かった。「30ヤードは違う。日本アマでは風もアゲだったのでセカンドが200ヤード残りました」。
小さい頃はジェイソン・デイが好きだったという竹原。「世界一でしたしキャラクターが好き。でも今年のマスターズの優勝を見たら、やっぱりマキロイ選手を好きになりますよね。プレースタイルがカッコいいし、ライダーカップでヤジを飛ばされても強い感じもいい」
2番パー4。強烈なアゲンストの中、プロたちのクラブ選択と球筋が勉強になると竹原。
「松山さんは、ドライバーでほぼ真っすぐに飛ばして、ゴッタラップ選手はロングアイアンでスティンガーっぽい球を打って、コリン選手はドライバーでフェードを打ち右のバンカー越え。それぞれのマネジメントです。僕は絶対にドライバー持ちますけど(笑)」

今年の日本アマでチームメイト
2番のティーインググラウンドで待っているとき、2つ後ろの組にいる予選を勝ち抜いた唯一のアマチュア代表、同期の小林大河のプレーを気にする竹原。「大河は体も大きいし、海外選手の中でも見劣りしない。頑張ってほしい」。
さて、飛ばし屋・ポトギーターのティーショット。「体がでかいですね。僕より年下(笑)。この風でスプーンでここまで飛ばすって……」と300Yショットに驚きつつ、「それにしても皆、球が強いなかでも、スピン量が適正、風に流されてないです」。
たけはらけいご・2003年生まれ、神奈川県出身。7歳でゴルフを始める。早稲田大学社会科学部4年(ゴルフ部)。今年JGAナショナルチーム入り。日本アマは24年に5位、25年に39位タイ。1Wの飛距離は290Y、得意クラブはパター。177㎝・82㎏
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara
※週刊ゴルフダイジェスト11月4日号「世界のトッププロをウォッチ!」より
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この記事の後編では、竹原佳吾が『ベイカレント C レクサス』を観て、スウィング改善に繋がるヒントなどを掲載。さらに「PGAツアーマニア」のプロゴルファー、佐藤信人が練習場やパッティンググリーンで発見した、トップ選手の驚くべき秘密を探り、マニアならではの視点で切り取られたトップ選手の練習ドリル知られやざる素顔が満載!続きは週刊ゴルフダイジェスト11月4日号、Myゴルフダイジェストにて掲載中!
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